コミュニケーション能力は、ビジネスパーソンにとって必要不可欠です。
このコミュニケーション能力というのは、単にロジックだけでなく「話し方」も重要になってきます。
デキるビジネスパーソンと見られるためには、どういった話し方をすれば良いのでしょうか。
今回は、ビジネスパーソンのための話し方について紹介していきます。
「話し上手は聞き上手」のことわざがある通り「どれだけ流暢に話せるか」よりも「どれだけ上手に話を聞けるか」のほうが、相手に良い印象を与えられるケースが多いです。
いくら流暢にペラペラと言葉を投げかけても、相手の話を聞く事が出来ないと嫌がられることもあります。特にビジネスの場では、話すだけの方は成果を生むことが困難でしょう。
では聞き上手になるための方法とは何か。簡単にできるのが「リフレクティング」です。いわゆるオウム返しとも呼ばれるもので、相手の言った言葉を復唱した上で会話を繋げていきます。例えば「趣味はなんですか?」「趣味はゴルフです」「ゴルフが趣味なのですね。私も~」といった形で相手の言葉を復唱していきます。
リフレクティングを行うことで相手に安心感や信頼感を与えることができ、その後の会話がスムーズに進み易くなります。
相手への印象を大きく変えるのが声の「トーン」です。声のトーンは高くすると若々しい印象を与えられ、やや低めにすると説得力や力強さのある印象を与えることができます。一方で裏声のような極端に高いトーン、何を言っているのか分からないような極端に低いトーンでは嫌気されます。
普段の声質にもよりますが、重要な商談や会議の場では、やや低めの落ちついたトーンとするのが良いかもしれません。
なお、一般的に相手に最も好感を与えるトーンは「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」の「ソ」のトーンが良いと言われています。
話すスピードも会話の質に大きく影響してきます。
話すスピードについては、ややゆっくりと落ち着いて話すと説得力が増すと言われています。ただし、これは実際のところ相手によります。
相手がペラペラと速いスピードで話す方の場合は、ある程度それに合わせて話すスピードを上げましょう。話すスピードが早い方にとって、ゆっくりと悠長に話されることを嫌うこともあります。
一方で相手がゆったりと話す方であれば、それにあわせて話すスピードを落としてあげましょう。
また話の重要ポイントとなる部分、複雑な話となり理解が難しい部分などはピンポイントで話す速度を遅くしてみるのもテクニックです。相手の話し方に合わせてスピードをコントロールするのがポイントです。
デキるビジネスパーソンを見て、確認してみてください。
そうした方は聞く力・声のトーン・話すスピードの3つを上手に工夫されていることが多いはずです。今回紹介したポイントを実践することで会話の質は上がり、より相手と意思疎通し易くなることでしょう。まずはこの3つから見直してみてはいかがでしょうか。