多忙なビジネスパーソンがなぜ読書の時間を取れるのか

年収は読書量に比例するとされています。かのビルゲイツは一般のビジネスマンとくらべて38倍もの本を読んでいると言われています。

「忙しい人ほどそのような時間がなくなるのでは?」という考え方は間違いです。一流のビジネスパーソンは巧みに読書の時間を作り出しています。

「忙しいから」は能力のなさを露呈させるだけ

「本を読め」と言った時に多くの方が口を揃えて「忙しいから無理」と言います。しかし、これは自分のスケジュール管理の甘さをひけらかしているに過ぎません。

言い訳をする方ほど、電車の中ではスマホでゲームをしたり、価値のないネットサーフィンをしたりしています。そのような時間を全て読書に還元してしまえば良いだけの話です。

デキるビジネスパーソンは意地でも読書時間を作る

たとえば、日本マイクロソフトの代表である成毛眞は、2時間の通勤にタクシーを使っているそうです。この目的は本を読むため。彼は満員の電車内で何もできず過ごすことを、もったいないと思っているのでしょう。

タクシーの料金はだいたい2時間で5,000円です。毎日続けるのですからけっして小さな額ではありません。これは一般的なビジネスパーソンでは実践しにくい、あくまでも極論です。しかし、読書にはそれだけの投資をする価値があるとも考えられるわけです。

まずは寝る前の15分から始めてみる

cat-1728026_640自分を変えたいなら、まずは毎日15分の時間を確保してみましょう。これぐらいの時間は睡眠を削らなくても十分捻出できるはず。仮に寝る時間が少し減ったぐらいでは、肉体にほとんど影響がありません。

もっと大きな効果を期待するなら、本当は朝のほうがおすすめです。しかし、こちらは身支度などでバタバタしてしまう方が多いはず。中には「二度寝していていつもギリギリ」という方もいるでしょう。

そのため、無理なく始めるために絶好のタイミングはやはり夜になります。

究極は「読書する」という意識がなくなること

多くの方は「何とかして本を読む時間を作らなければ」と考えているでしょう。しかし、理想的な状態はそれとは大きく掛け離れています。ごく一部のデキるビジネスパーソンは、わざわざスケジュールを確保しておらず「いつでも」本を読んでいます。

つまり、寝る前だけでなくトイレにいる時やご飯を炊いている間など、暇になったらすぐに本を開くということです。1つ1つはほんの数分程度のわずかなスパンですが、積み重ねることで何冊も読める膨大な時間になるはずです。

いつでも読めるよう、本はどこにでも置く

スキマ時間を利用して読書する時に気を付けることは、「近くに読むものがなかった」という事態を避けることです。そのため、リビングやトイレなど、ありとあらゆる場所に本を置くことが大切です。スマホで読める電子書籍も便利でおすすめです。

内容に統一性は必要ありません。そもそも、ネットを見ている時に「単一ジャンルしか見ない」という縛りを設けている方はいないはず。本来、読書はネットサーフィンのように、もっとカジュアルなものであるべきです。

読書量はその人の品格を表します。今まで「忙しい」と言って避けてきた方は、まず寝る前15分から始めてみましょう。しかし、あくまでもそれは第一歩に過ぎません。理想はいつでもどこでも、もっとカジュアルにページをめくれる状態です。

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