雑談力アップのために意識すべき3つのテクニック

ビジネスの世界には「エレベータートーク」という言葉があります。

これは、エレベーターに乗っている数十秒の間にする雑談のことで、どれだけ面白い話ができるかと磨きを掛ける方がたくさんいます。

また、グローバルな商談ではいきなり本題に入るのは無粋だとされています。

まずは簡単な雑談から入り、場の緊張がほぐれたところで「それでは」と本筋に入ります。

このように、できるビジネスパーソンは仕事だけでなく雑談力も優秀です。日々の会話をより良くするために、以下のようなテクニックを実践してみましょう。

口下手な人は会話が簡潔過ぎる 丁寧に話すと○

たとえば、「土日は何をしていましたか?」という問いにたいして、「ゴロゴロしていました」はNGです。これはダラダラ過ごしていた点ではなく、会話が簡潔過ぎるという点です。

確かに、ビジネスにおいて簡潔に物事を伝えることはとても大切なこと。しかし、雑談ではもう少し冗長に話したほうが内容に面白みが出てきます。

たとえば、「朝8時に起きたんですけど、ちょうどアニメが放送されていまして。懐かしいなぁと思ってついつい見てしまいました」など。同じ内容でもこのように話すと、子供の時のことやアニメの話題にもシフトできて、会話が長続きするようになります。

話し上手は会話の貯蓄がある

「そんな流暢に話せない」という方は、もしかしたら単なる準備不足かもしれません。会話は上司や取引先などを楽しませるためのもの。そのように意識すると、ぶっつけ本番ではなく、前もって用意しておくものだとも考えられます。

何を準備するのかと言ったら、それは話題です。たとえば、日々のちょっとした出来事や、テレビの内容など。毎日を呆然と過ごすのではなく、「これはネタになるぞ」というものを掻き集めて溜め込んでおきましょう。

会話は連想ゲームで永遠に続けられる

会話の引き出しを作っておくことは大切ですが、やはりその場に応じて臨機応変に話せたほうがベターです。次々とさまざまな話題を出せる人は、頭の中で連想ゲームをしています。

たとえば、上記にもある「朝8時に起きたんですけど、ちょうどアニメが放送されていまして。懐かしいなぁと思ってついつい見てしまいました」という会話。これにたいして「そうなんですか」で終わってしまうのはNGです。

このようなちょっとした発言からも、以下のように連想していくことでたくさんの話題につなげられます。これを延々と続ければ、理論上は何十分でも何時間でも会話を続けられるはずです。

朝8時に起きた→「いつも何時に起きているのか」など睡眠の話
アニメが放送されて→「普段は見ているのか」「どのようなジャンルが好きか」などテレビの話
懐かしいなぁと思って→「子供の頃はどう過ごしていたのか」など幼少期の話

ビジネスの場では雑談は付きもの。話が上手い人は、周りからも好意的な目で見られます。単に仕事ができるだけでは生き残れません。口下手な方こそ、雑談で他人を楽しませることを意識してみましょう。

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