「外国人とのコミュニケーションが難しい」と感じるビジネスパーソンが多いようです。
そのもっとも大きな理由が日本のビジネスマナーが通じないことがあるためです。
下記のように海外ならではの形式があるため、出張や会議の前は確認しておきましょう。
概要
以下のように、海外ならではのあいさつの形式があります。スマートにできるように鏡の前で練習しておくと良いでしょう。このとき、一連の動作の最中視線を外さないことです。日本人はとくにアイコンタクトが外れがちですので注意しましょう。
1)手を差し出しながら「Good Morning」とあいさつする。
2)言い終わるタイミングで手を握る。
3)握手の最中に「My name is〜」と自己紹介しながら、手を1度振る。
4)「Nice to meet you」という締めくくりといっしょに手を離す。
日本では大切な儀式でもある名刺交換ですが、国外ではおこなう順番や重要度が異なるようです。
日本では出会ったらすぐに名刺を差し出しますが、海外ではまず握手とあいさつから始まり、その後に渡します。渡し方自体は国内でおこなうものと同じで問題ありません。ただし、お辞儀だけはせず、ビジネスに関するスモールトークをしたほうが良いと言われています。
日本では名刺はていねいに扱われます。しかし、外国では情報が書かれたただの紙という認識があり、それほど大切にはされません。ときにはメモ代わりに使われることもあるようです。これは文化の違いですので、けっして「失礼だ」とは思わないようにしましょう。
日本でも難しい漢字の名前の人が相手なら読み方を確認するところですが、海外では一層慎重になったほうが良いでしょう。呼び間違えることがあればせっかくの商談がなくなってしまうかもしれません。
勤勉さや礼儀正しさで評価が高い日本人ですが、ビジネスにおいては「やりにくい」と感じる外国人が少なくありません。おもに以下のようなものが挙げられるため、会うときは言動に少し注意を払ってみると良いかもしれません。
・「イエス」「ノー」などの意思表示が曖昧
・はたらきすぎを他人にも期待している
・上下関係を意識しすぎる
・慎重すぎで、意思決定が遅い
グローバル化が進み、外国人とやり取りすることは多くなっています。その中で日本人は他の先進国とくらべて対応が遅れがちという指摘もあるようです。世界で通用するビジネスパーソンになるためにも、簡単なマナーは把握しておきたいものです。