ビジネスパーソンには時間がありません。残業や休日出勤などでかぎられた自由時間も奪われてしまっている方も多いことでしょう。
しかし、「忙しい」という言い訳に甘んじていてはビジネスで成功できません。「ざっくり5分間」を何度も積み重ねて、上手にタイムマネジメントを行いましょう。
概要
忙しさに追われる方はたくさんいますが、実は脳と身体をフルで酷使している時間はあまりありません。たとえば勉強する時に身体は休まっていますし、通勤の時に脳はほとんど動いていません。
このような片方しか動いていないものを組み合わせることで、「ながら作業」ができるようになります。単純に効率が2倍とまでは行かないものの、大きな効果が出せるはずです。
ながら作業をする時は、けっして周りに迷惑を掛けないことが大切です。たとえば、通勤中歩きながらスマホでニュースを見ることは危険です。しかし、このような時間を除外しても、取り入れられるタイミングは以下のようにたくさんあります。
歩行や運転の最中は事故の危険がありますが、電車に乗っている時間なら周りに迷惑を掛ける可能性が低くなります。人によって使える時間はさまざまですが、たった5分間でも十分に効果があることは忘れないようにしましょう。
スマホを使ってニュースを見る、ビジネス書を読むなどできることはたくさんあります。
食事中は脳がほとんど動いていません。DVDなどの教材を見ながらなど、勉強するタイミングになり得ます。少し行儀が悪いことですが、時間がない以上割り切りましょう。
学生の頃、トイレの壁に暗記シートを貼っていた方は多いかもしれませんが、これは社会人になっても使える手法です。
お風呂も思考が止まっている時間です。防水の袋にスマホや本を入れて勉強するなどができます。
実は、業務でデスクワークをしている最中でもできることがあります。その代表が腹筋運動。両足を地面から少し浮かせるだけで、そこそこの負荷が掛かります。
運動不足の方やストレスが溜まっておりリフレッシュしたい方などは、このような時間でさり気なくエクササイズすると良いでしょう。
ながら作業を取り入れようとして失敗する方にありがちなことが、「何をするのか考えているうちに時間が過ぎていた」ということです。
この解決策は「やることを決めておく」の1つにかぎります。たとえば「通勤中はニュース確認」「トイレでは読書」など。
また、「何かしようと思ったら手元に何もなかった」という方も多いようです。このような事態を避けるためにも、常に手元に何か置いておくことが重要でしょう。ニュースも見られて電子書籍も見られるスマホは、ながら作業にぴったりのツールです。
いくら「もっと時間が欲しい」と言っても、人に与えられるのは1日24時間で決まっています。ないものねだりするよりも、スキマ時間を有効活用できるながら作業を取り入れて、日々の生産性を上げましょう。