公認会計士の1年(組織で働く会計士の場合。監査法人を例に)

公認会計士の1年(組織で働く会計士の場合。監査法人を例に)

公認会計士には専門性以外にも高い集中力と体力、精神力が求められます。

それは、繁忙期と閑散期がはっきりと決まっているから。

特に監査法人で働くことを考えているなら、前者を毎年切り抜けられるだけの能力が必須となります。

公認会計士の仕事は本決算のある4~5月に一極集中

公認会計士がもっとも忙しくなるポイントは、4月に行われる本決算です。監査法人に所属していれば監査の仕事が大量に入ってくるため、だいたい12月ぐらいから忙しくなり始めて、4月~5月ぐらいでピークになります。

この時期は残業時間が100時間を超えることも覚悟する必要があるでしょう。一昔は200時間を超えていたとも言われています。終電で帰れればまだ良いほう、タクシーや始発で帰るということもザラです。

一方、それが終わる6月は最大の閑散期。軽い業務をこなしたら、数週間会社に行かないということもあります。公認会計士にとっては、長期のバカンスに出掛ける絶好のタイミングだと言えます。

仕事量自体はけっして多過ぎではない、割の良い仕事とも言える

上記繁忙期と閑散期以外の時期は並と言ったところです。お盆や年末年始はごく普通に休めますが、他のビジネスパーソンも休む時期ですから、混み合うバカンスには行かずに家でゆっくりしていることのほうが多いようです。

また、6月、9月、12月とある4半期ごとの決済の時期は、多少忙しくはなるものの春ほどではないとされています。トータルすると、仕事量は通常のビジネスパーソンとあまり変わりません。それでも収入は比ではありませんから、相当割の良い職種だと言えます。

本決算の激務をこなせるだけの適正があるかという点が、監査法人でやっていけるかどうかの分かれ目になるでしょう。

アサインされていなければ自由に過ごせるが、良いことではない

通常、公認会計士は契約した会社ごとに割り振られて、そこで業務をこなします。上記のスケジュールはあくまでもアサインされている状態であり、割り当てられていない状態ではほとんど仕事はありません。

ただし、これはつまり仕事がもらえていない状態です。「契約が満期を迎えて、次のアサインを待っている」ということも稀にありますが、実力のある人材は次々と仕事が舞い込んでくるもの。

基本的には、過去に大きな失敗をしたなど監査法人内での信用が著しく低い場合に起きることで、喜んでいられる自体ではありません。短期的ならまだしも、長期的に起きているようでは、キャリアチェンジも視野に入れる必要が出てきます。

上記はすべて監査法人の例で、一般企業に勤める場合は受け持っている仕事次第になります。税務関係ならやはり決済の時期に忙しくなりますが、コンサルティングなど別の業務も携わっているならそのかぎりではありません。

しかし一般に、公認会計士最大の繁忙期は4月にある本決済です。この時期は毎晩徹夜ということも覚悟しなければならないでしょう。独立している方なら受注を調整してある程度仕事量を減らすことができますが、監査法人に勤めるならそうはいきません。

この差は、公認会計士としてどのように働いていくか、キャリアプランを立てる時の大きな判断基準となるでしょう。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

シェアしよう


他にもこんな記事が読まれています。