「プレゼン・面接」の場で活きる、メンタルリハーサルとは。

プレゼンや面接でいつも失敗してしまう方はメンタルリハーサルを実施しましょう。

これは特に上がり症の方に効果的です。

上がり症は性格ではなく準備不足が原因

「練習の時は上手くいっているのに、本番だとどうしても緊張してしまう」という方はたくさんいます。その原因を「そういう性格だから」と言い訳しているようではいつまで経っても成長できません。上がりやすさには個人差があるものの、それで失敗してしまうのは自分の準備不足だと考えましょう。

「十分に準備している」と思っている方は、もしかしたら方法が間違っているかもしれません。資料や原稿の作成という作業は確かに大切ですが、上がり症を改善してくれるものではありません。それらとは別に、メンタルリハーサルを行っていくことが必要です。

本番さながらの練習を何度も繰り返すメンタルリハーサル

方法は簡単で、実際のプレゼンや面接と同じようにスピーチを繰り返すだけです。

ただし、この「同じように」という部分が難しいもので、どうしても練習では違った話し方になりがちです。そこで、以下のような要素を注意してみましょう。

・話しながら聞き手の反応をイメージする
・声量や抑揚、身体の動きなどを完全に再現する
原稿を見ずに話す(そのような場なら)

これらを全て満たすことが理想ですが、かならずしもそうである必要はありません。たとえば、布団の中で目を瞑りながらスピーチすることも十分に効果が期待できます。このようにいつでもどこでもできるという点はメンタルリハーサルの良い点です。

何度もイメージすることで脳が記憶

メンタルリハーサルは1回だけではなく何回でも行いましょう。実際に、プレゼンが上手と言われる方は大きな発表の時は何百回も繰り返すことがあると言われています。この理由は脳の作りにあります。脳は現実とイメージを区別できないため、練習を繰り返すことで何度も本番を経験したように捉えます。

また、本番と変わらない習熟度が得られるために、想像していなかった状況になっても臨機応変に対応できるようになります。そのため、「想定外の質問をされて何も言えなくなってしまった」という方にも有効なトレーニングです。

プレゼンや面接で上がってしまうことは誰でもあるはずです。しかし、それらはけっして性格によるものではありません。メンタルリハーサルを取り入れて十分な準備をすれば成功確率がアップします。

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