一流のビジネスパーソンは常識に囚われません。自分だけの仕事をするためには、前提を疑うことが必須になります。
大きな成功をするためには、まずは常識を懐疑的に見ることが大切です。たとえば、インターネットを使う方のほとんどが利用しているGoogleは、元々「検索など儲からない」と言われ続けてきた会社でした。しかし、全てのリソースを費やすことで今や世界的な大企業に変貌しています。
また、Apple社は数々のデバイスを発明していますが、その中でも疑う力があったからこそ成功したものがMP3プレイヤーです。iPodは大容量が魅力の商品ですが、当時は「10GBなんて誰が使うんだ。値段が高いだけ損ではないか」と笑う人がいました。しかし、今では多くの方が持ちたい大人気のデバイスになっています。
疑う力を鍛えるために重要なキーワードが「権威」「慣習」「異文化」です。どれも保守的な日本人が屈しやすい、あるいは受け入れがたい単語です。
ビジネスで成功するためには、まずはこれらの言葉を聞いた時によく考えることが大切です。
「偉い人が言ったから」「当たり前のようにやっていることだから」と思った時に「本当にそうか?」と疑ってみましょう。また、他人や他社の考え方にたいして「ウチはウチだから」と思うのではなく、「活かせるものはないか」と貪欲に取り入れることを心掛けましょう。
常識を疑うことと「常識知らず」は違います。その区別ができずにさまざまなチャレンジをしてもただの破天荒に過ぎず、成功は期待できません。深い知識と教養を身に付けることは必須です。
そのため、「あれ?」と疑問に思ったことでもすぐに口に出すことはおすすめできません。もともと日本は保守的思考が強いところですから、角が立つこともあります。疑問点はノートに書き留めるなどして、後で見直してみる、いろいろと言える立場になってから実践してみるなどすると良いでしょう。
ビジネスパーソンとして成功するためには疑う力が必須です。GoogleやAppleなど、自分だけのバリューを持っている会社は、どこも「当たり前」を突破したところで新たなビジネスチャンスを見付けています。「権威」「慣習」「異文化」というキーワードを意識して、さまざまなものを疑ってみましょう。