ほとんどの人にとってはやりたくない仕事である飲み会の幹事。
しかし、実は出来るビジネスパーソンほど率先して引き受けています。
幹事を務めるということはかなりの労力と時間が必要となります。開催日の数週間前から段取りや進行をおこなっていき、その後も会計報告や引き継ぎが必要です。
また、どんなに入念な準備をしていてもトラブルはつきものですが、そのような事態にも対応しなければなりません。メニューに関することならお店に相談しなければなりませんし、険悪なムードになっている席があれば仲裁しなければならないこともあります。
実は、これらは仕事におけるプロジェクトマネジメントと同じことです。企画やスケジュール調整、トラブル対応といったあらゆる要素が本物の業務と共通しています。飲み会の進行をすることで、プロジェクトを管理することと同じようなスキルが養えるでしょう。
しかも、これらは入社して数年で携われるものではありません。何年も下積みをし、経験と実力を得たところでようやくチャンスが見えてくるものです。
そのような貴重な体験ができると考えれば、率先して引き受けるメリットは十分にあるでしょう。
幹事は周りを巻き込みながら段取りや進行をおこないます。それらの作業中、いつもの業務で関わらない人たちと話すチャンスが得られます。また、大仕事をしているということで、周囲の目には好意的に映ることもあるでしょう。
これらのことから、飲み会を運営することは豊かな人脈を築く有効な手段でもあります。率先しておこなうことで、先輩からは気に入られ、上司からは特別な仕事を任せられるかもしれません。
飲み会の幹事を引き受けるということにはメリットがあります。基本的には若手がおこなうものですから、消極的でいると貴重なチャンスが失われてしまうかもしれません。ぜひとも早いうちにチャレンジしておきましょう。
最初はたくさん失敗してしまうかもしれませんが、次第にスキルアップし、周囲の評価が変わっていくことでしょう。