日本企業などでは通常、年齢などを考慮し給与規定によって年収額が決まります。
年収アップを目指すビジネスパーソンにとって、転職の際の給与交渉は大切な課程です。
基本的には2回目の面接の後半からが交渉のチャンスだと言われています。
今回は、給与交渉におけるポイントをいくつか挙げます。キャリアアップを検討されている方は参考ください。
ご自身が採用されたポジションの市場価値や平均年収を調べましょう。ただ企業の規模や地域によっても違いが生じますので、なるべく近い条件の企業を対象に調査することが大事です。
一般的な視点に立ってあなたと同等のスキルを持つ人材がどれほどの価値があるのかについても把握する必要があります。
また転職先が日系企業か外資系かでも交渉の様相が変わってきます。
日本企業の場合、企業の年俸規約に当てはめられて算出されます。ですが、外資系の場合は前職の年収がベースとなります(例:前職の給与+100万円など)。
そのため、外資系では後から入社した人でも前職の年収次第で先輩の年収を超える可能性があります。外資系の場合は強気の交渉がオススメということです。
ご自身で企業に直接応募したり、転職サイトを利用したりして応募した場合は自分で年収を交渉することになります。
また一方で人材紹介会社を利用した転職の場合は、エージェントに好きな金額を伝えることでエージェントと採用した企業が交渉することになります。
エージェント側は採用された方の年収の数十パーセントの金額が自身の企業に入るため、交渉に万事徹底してくれるのです。
交渉時には、応募しているポジションの重要性と他の人間より秀でている点をアピールすることが大切です。
相手に伝える際、前職での業績や携わったプロジェクトで産出した金額について実例を持って示すことで説得力が増します。しかし、それ以上に採用された場合にどれだけのことが当社でできるのかについてアピールすることが重要だと言われています。
また「養うべき妻子がいる」などの心情に訴えかけるなどの行為は逆効果になりやすいので注意が必要です。
以上が給与交渉で抑えるべきポイントになります。
給与交渉を行う前に理解しておいてもらいたいことがあります。
それは、評価は他人がするものだということです。
もちろんご自身の能力や実績をアピールすることは大切です。とはいえ、その全てが他人に理解してもらえるスタンダードではないということも理解しておきましょう。
それでは、キャリアアップに励んでください!