「働くのが好き」という方はあまりいません。しかし、定年まで働いていくなら、楽しんでできたほうがずっと得です。
なかには、楽しい仕事を探すために転職を繰り返す方もいます。
しかし、この方法は間違い。今いる会社に固執する必要はありませんが、それでもかぎられた環境でいかに自身を変えていくかが重要です。
概要
世界中で活躍している一流のビジネスパーソンほど、「クリエイティブな仕事」という言葉を大切にしています。
人間はマシーンではありません。毎日同じような作業を延々と続けるのではなく、斬新なアイデアによって新しい価値を生み出すことこそが人間本来の仕事。ビジネスを楽しむためには、クリエイティビティが必要不可欠です。
些細なことでも、自分の創造性を発揮できるものを見付けましょう。「新しいビジネスを展開できた」という大きなものでなくても構いません。「こんなことを試してみたら、会社全体の雰囲気が少し良くなった」ということでも楽しみにつながります。
「自分の好きなことだけをする」ということは現実的ではありません。誰だって嫌いな作業をこなさなければならないことがあります。特にクリエイティブな仕事に楽しみを見出している方にとって、ルーチンワークは退屈に感じるでしょう。
単調な作業を楽しむための秘訣は効率化です。要は、ゲームのようにタイムアタックして、掛かる時間をどんどん減らしていくということです。
「どうすればもっと早くできるか?」を考えるだけで楽しいかもしれませんし、効率化していった結果、つまらない作業が減ることもポイントです。
極端な話、仕事をすべてゲームとして考えてしまえば、すべてが楽しくなるかもしれません。このことを考えたのが、有名なゲームの名前に由来する「ドラクエ理論」です。すべての仕事は、次のようなストーリーの連続で成り立っています。
「すべては楽しいゲーム」このことを意識することで、何事においても好奇心を持って取り組めるようになるかもしれません。
残念ながら、今の日本で楽しく働けている方はほとんどいません。どのようなビジネスパーソンと話しても、「もう嫌だ」「辞めたい」という言葉ばかり聞けるはず。
しかし、楽しい仕事を目指すならこのような会話には絶対に参加しないようにしましょう。人は他人の感情に引っ張られるものです。付き合えば、自分も嫌な気分になってしまうでしょう。
「仕事は厳しいもの」という固定観念はすぐにでも捨てるべきです。楽しめていない方は、そうするだけの努力が足りていないに過ぎません。
しかし、それを言っても受け入れてもらえないほど、今の日本はどんよりとしています。楽しく働きたいなら、他人の同意を得ようとするのではなく、自分自身の力で掴み取るべきでしょう。