寒い時期にもっとも気を付けたいインフルエンザ。体調を崩して1週間近く休んでしまうと、会社にとっても自分にとっても大きな損失です。
病院でしっかり予防接種を受けることは大前提。しかし、それでかならずしも大丈夫とはかぎりません。毎日しっかりと予防に取り組むことが重要です。
概要
インフルエンザには大きく分けて以下2つの感染経路があります。つまり、どちらか片方だけをケアしても、もう片方から感染してしまう恐れがあるというわけです。予防をする時はいくつもの方法を併用し、両方をケアすることが重要です。
感染者のくしゃみや咳などからウイルスが飛び、それを吸い込むことで自身も感染します。職場や電車内など、人が多いところで特に注意したいものです。
ウイルスが付いたものを手で触れ、それが口に入り込むことで感染します。たとえば、電車の吊革やドアノブ、明かりのスイッチなどはウイルスが付着しているものの代表です。また、口に入るタイミングはほとんどが食事になります。
インフルエンザを予防するためには、まずは上記にある2つの感染経路を断つことが重要。その具体的な方法は以下のとおりです。
上記のうち飛沫感染を予防する方法です。付け方が甘いと、隙間からウイルスが入り込んでしまうこともあります。マスクにワイヤーが入っているものなどを使って、しっかりと気管をガードしましょう。
上記のうち接触感染を予防する方法です。石鹸を使うことはもちろんのこと、特に指の間や爪、手首などを念入りに洗いましょう。洗った後は清潔なタオルでよく拭き取り、アルコール消毒するとベターです。特に食事前は欠かさず行いましょう。
また、それ以外にも以下のような方法があります。
空気の乾燥によって、のどの防御機能が落ちます。適切な湿度は50~60%ほどです。加湿器を使って調整しましょう。上記にあるマスクをする方法も、自分の呼吸によってのどが潤うので有効です。
インフルエンザが体内に入り込んだとしても、かならずしも感染するとはかぎりません。結局は本人の免疫力がものを言います。十分に睡眠を摂りバランスの良い食事を心掛けるだけでも、感染する確率はかなり小さくなるでしょう。
風邪の予防では特に取り上げられるものがうがいです。しかし、インフルエンザにたいしてはかならずしも効果があるとはかぎらないとされています。
インフルエンザウイルスは、気道に付いた後たった20分で細胞に取り込まれてしまうためです。つまり、うがいで予防したければ20分に1回行わなければならないことになってしまいます。
しかし、うがいすることでのどが保湿・保護され、防御機能が上がるとされています。直接的な効果は期待できないものの、やはりするに越したことはありません。
インフルエンザは1度流行ると多くの方が一斉にダウンするもの。「仕方がない」と思われる部分はありますが、「自己管理ができているのか?」と考えればやはり疑問です。
できるビジネスパーソンなら、どのような時でも快活に働けるよう、十分な予防をしておくべきでしょう。