中小企業診断士の資格とは、中小企業の経営課題に対応するための助言や診断を行う専門家を目指すものです。
試験の難易度が高いですが、さまざまな職種で役立つ技能を身につけることができビジネスシーンにおいて活用できる資格です。
今回は、中小企業診断士の特徴・試験概要・勉強方法などについてご紹介してきます。
「中小企業診断士」とは、中小企業診断協会が運営するビジネス系の国家資格です。この資格を取得することで、経営学・財務・IT・法務などあらゆる側面から企業経営を診断・評価する力を身につけた証となります。
経営者や経営コンサルタント・マーケットリサーチャーといった職種を求める会社では優遇されることが多いです。それ以外の職種だったとしても、民間企業でビジネスをする上では十分役に立つ資格となります。ビジネスマンの自己啓発としても人気が高い資格です。
中小企業診断士の試験概要は以下の通りです。
特になし、誰でも受験可能です
1次試験と2次試験から構成されています。
・1次試験は筆記試験となり、3年以内に全7科目中3科目に合格すれば通過です。
・2次試験は筆記試験+口述試験があり、中小企業の診断・助言能力に関して実例を用いて問われます。いずれの試験でも合格には60%の正答率が必要です。
難易度は高く、合格率は概ね20%程度です。
1次試験については、公認会計士・税理士・不動産鑑定士・IT系資格取得者などは一部科目が免除されます。
中小企業診断士は、経営学・財務・IT・法務など問われる知識が幅広く専門的で試験の難易度自体も高めです。仕事を通じて関連する知識や情報がある方や、これまでに同種の資格を勉強し関連する知識を持っている方は独学でも取得可能かもしれません。
ですが一般的には資格の学校に通い、試験対策を行っていくが通例です。
中小企業診断士は難易度が高いこともあり、就職や転職でも高い評価を受けやすい資格です。ただし、この資格を取得しただけでは独立して働いくことは難しいのが現状です。
独立を考えている方は、公認会計士や税理士といった資格とのダブルライセンスを考慮することをオススメします。
中小企業診断士は分析やアドバイスを行う専門家なので、知識を詰め込むだけではなく自分なりの視点を持つことや考えることに繋がります。
試験の難易度は高めですが、ワンランク上のビジネスマンを目指す方にはうってつけの資格と言えるでしょう。周りのビジネスパーソンと差をつけたい方は、一度取得を目指してみてはいかがでしょうか。