ビジネスで成功するためには、先人たちから教訓を得ることも大切なことです。
他の業界で活躍している人たちからも意外と学ぶことがたくさんあります。
スペシャリストとして成功するための秘訣は、漫画「デスノート」から学び取れます。
殺人鬼である主人公の夜神月と、名探偵のLたちによる頭脳戦が魅力のデスノート。
全12巻と週刊少年ジャンプの中では比較的短めの物語ですが、累計発行部数は世界で3000万を超えるほどの大ヒット作です。その人気ぶりは漫画だけでなく、アニメや映画、ミュージカル、ドラマなども作られるほどです。
デスノートを作ったのは、大場つぐみと小畑健の2人です。彼らはけっしてゼネラリストではありません。それぞれの武器を限界まで磨き続けた、まさにスペシャリストだと言えます。
大場つぐみは詳しい素性が全て不明ですが、少なくともこの名前で書いた漫画がどこかに掲載されたということはありません。このことから、物語作りは非常に巧みなものの、絵はそこまで得意ではないことが分かります。
一方で、小畑健は過去にいくつかの作品を書いているものの、ヒットに至ることはほとんどありませんでした。ほったゆみ原作の「ヒカルの碁」は大成功を収めたものの、他の作品はほとんど話題に上がりません。このことから、彼は絵がハイレベルでも物語作りに穴があると言えます。
彼らはどちらも1人では大きな活躍はできませんでした。しかし、それぞれの長所を伸ばしてきた2人が手を組むことで、デスノートという大ヒット作を生み出すことになりました。
何でもそつなくこなせるゼネラリストではなく、「この技術一本で突き進みたい」というスペシャリストを望む方は、ぜひとも同じような仲間を作りましょう。
ただし、得意分野はそれぞれ違うことが条件です。
それぞれの能力を結集させることで、1人では到底なし終えないことも実現できるようになります。
デスノートの作者、大場つぐみと小畑健からは、スペシャリストの成功方法が学び取れます。
大きな活躍をしたいなら、まずは自分の得意分野をとことん伸ばすことから始めてみましょう。
そして、同じような仲間を作り、それぞれの力を組み合わせて大きなビジネスに発展させていきましょう。