イエスマンにならない、そして会社内で作らないことを心掛けましょう。
これは業績が伸びない大きな原因となります。
よく上司が「お前らはもっと自分で考えろ」と言いますが、むしろ経営層がそのような人材を量産してしまう原因になっています。
特に中小企業では社長や幹部が檄を飛ばして指示を出すことがあります。これは一時的に業績を伸ばすことがあっても、大量のイエスマンを作ってしまいその後の成長が期待できなくなってしまう方法です。このようなワンマン経営が通用するのは、終身雇用が保証されていた一昔前までの話です。
今はどの企業もいつ倒産してもおかしくないような状況で、社員は常にフラストレーションを抱えています。昔のようにイエスマンを強要しても、「自己実現できないのなら辞めてしまったほうが良い」という結論に行き着いてしまうことが多くなっています。貴重な人材を失わないためにも、節度を持って自由に意見できる環境作りが必要です。
本人は「そのようなつもりはなかったのに」と言っても結果的にイエスマンを作ってしまうことがあります。その最たる例が頭ごなしの指示と否定です。
これが繰り返されると、社員は常に経営層の顔色を伺いながら仕事をするようになります。結果的に、自分で考えて行動できなくなり、業績も落ちてしまうでしょう。
上記のように、イエスマンを作ってしまう原因は主に経営層にあります。しかし、社員自身もそうならないような努力は必要です。上司や先輩が言ったことにたいしても「本当にそうだろうか?」と疑ってみることが大切です。
「意見したら干される」「陰口を言われる」「話を聞いてもらえない」などあまりに社内環境が良くないようなら退職も視野に入れましょう。終身雇用が形だけとなった今では、一生懸命耐えても自己実現する前に倒産してしまう可能性があります。思考が停止する前により良い環境に身を移したほうが成功する確率が遥かに高くなります。
イエスマンを量産するワンマン経営は現代では通用しません。優秀な人材はすぐに退職してしまいますし、残った社員は思考が停止していて使いものになりません。ビジネスパーソンなら誰しも気を付けたいところですが、特に管理職以上の方は日々の行いで社員を必要以上に束縛していないか見直してみると良いでしょう。