MBAで学ぶ目的は問題解決力を養うためだと言われています。
ビジネスの場ではよく耳にするであろうワードですが、実際に身につけている、もしくは正しい意味を理解している方は少ないようです。
問題解決とは、あるテーマにたいしてただ闇雲に考えるだけではありません。目標を設定し、計画を立て、進行を管理し、最終的に結果を出す一連の流れのことを指します。ここで必要なことは、単なる知識や手法ではなく、それらをフル活用できる「考え方」です。
マネジメント層はもちろんのこと、現場で働く人たちにも求められるスキルです。MBAでマスターすれば、会社の運営だけでなくプロジェクトの進行、日々の業務の改善など、どのような場においても活用できるでしょう。
近年、ビジネスパーソンに求められているスキルが変わってきています。以前までは言われたことができる人材が重宝されていました。現在はその一歩先、自ら考えることが必要とされています。
言われたことをさらに自分なりに解釈して昇華することはもちろん、未知のものにたいしてソリューションを提案してこそ一流のビジネスパーソンです。問題解決力は、正解がない中でベターな選択を取るために重要となります。
問題解決にはいくつものステップがあり、たとえば以下のようなものが挙げられます。
それぞれに必要な作業や能力が変わるため、1つ1つではなく総合的に身につけることが重要です。
情報を集めて状況を正しく分析することは必要不可欠です。しかし、それをゼロベースで始めてはスピードも精度も不十分でしょう。MBAでフレームワークを学ぶことで、ロジカルに身の回りの環境を知られるようになります。
集めた情報はまとめられなければ何の役に立ちません。演繹法や帰納法を駆使して、1つの結論へと導くことではじめて意味のあるものに変わります。
どれだけ素晴らしいソリューションができても、周りからの同意が得られなければアクションにつながりません。そのためにも、美しいチャートの作成方法、分かりやすいプレゼンテーションといった技術が求められます。
問題解決力とはただ考えるだけではありません。提起から結果までの一連の流れのことを指し、実際にはさまざまな能力が必要とされます。独学で学ぶには難しいものですから、MBAを使って体系的に学ぶことが有効となります。