「早起きは三文の徳」という言葉があります。
しかし、現在の価値にしてみれば数十円ほどですが、実際に得をするのはそれどころではありません。
世界中で成功している実業家たちは、一般的な人々よりもずっと早起きです。
概要
日本における社会人の平均起床時間は6時半頃だと言われています。しかし、世界中の成功者たちはそれよりもずっと早めです。以下はその例。これらはほんの一部でしかなく、早起きしている実業家、経営者たちは他にもたくさんいます。
ベネッセホールディングス代表取締役会長兼社長、原田泳幸氏
スターバックスのCEO、ハワード・ショルツ氏
アップルのCEO、ティム・クック氏
ナイキのCEO、マーク・パーカー氏
ローソン社長、玉塚元一氏
「早起きすれば時間が取れる」という主張がありますが、それでは「夜に同じ分だけ時間を取れば良い」とも考えられます。実は、これは早起きする理由としては間違い。本当の理由は、質の高い時間が取れるからです。
朝起きてすぐという時間は、もっとも脳が整理されている時間でもあります。これは寝ている間に不要な情報が頭から消されているため。そのため、朝一番はとても冴えた状態で行動できます。
また、精神的な面でもアドバンテージがあります。人間は、「コルチゾール」と呼ばれる、さまざまなストレスに対抗するためのホルモンを分泌しています。この分泌量は、朝起きた時にピークになり、夜の20時を超えると急激に減ります。
つまり、夜型の方はストレス耐性がなくネガティブ人間になりやすく、朝方の方は前向きになりやすいということです。
「起きた後にゲームをやっていた」では早起きした甲斐がありませんね。ただ何となく起きるのではなく、やることをしっかり決めて習慣化することが大切です。
「何をすれば良いのだろう?」と思ったら、次のような「ために」を考えてみましょう。
「自分を成長させる」ということは最初に思い浮かぶことかもしれません。運動をして体力を付ける、瞑想して集中力を養う、ニュースを見て教養を身に付けるなどがあります。
頭が冴えている早朝は、クリエイティブな思考をするのに最適な時間です。そのため、ルーチンワークをこなすよりはアイデアを練るなどに当てたいところです。
一流のビジネスパーソンはプライベートな人間関係も大切にします。自分しか起きていなくても、家族のために朝食を作る、コーヒーを淹れるなどできることがたくさんあります。
朝起きるのは誰だって辛いことでしょう。しかし、多くの方が「後5分だけ」と呟いて要る時、世の中の成功者たちはすでにアクティブな行動に移っています。
この差こそが、本当に成功できるビジネスパーソンとそうでない人たちとの違いだと言えるでしょう。