外国人の同僚とどう付き合う?

近年のグローバル化につれて、どのような方でも多用な人材と上手に付き合うことが求められるようになってきました。

日本人贔屓の考え方をしていたら、ビジネスパーソンとして成功はできないでしょう。

「ここは日本だから」だけではお互いの理解は深まらない

たとえば、外国人との付き合い方で意外と多く挙がる疑問がハグについてです。欧米では挨拶の延長にあるものとされていますが、日本では特別な相手にたいしてのみするもの。「セクハラになるのだろうか?」と悩む方が多いようです。

基本的には、「郷に入っては郷に従え」ということわざに従うことが良いでしょう。したがって、国内の会社ならハグをセクハラと捉えるかもしれません。

しかし、だからと言って頭ごなしに「従え」ということはNGです。日本はあまりに独特な価値観を持ち過ぎています。それに反するものを全て排除すれば、結局かぎられた人材しか残らず企業としての成長は期待できません。

大切なことはお互いに妥協し合うことと、意見を出し合うことです。相手が何かの弾みでハグをしてしまった時であっても、軽く受け流すぐらいの寛容さを持ちましょう。

また、日本人は何かと自分の意見を曖昧にしがちです。「日本において、ハグはカップルや夫婦などが行うデリケートなもの」「異性に行うとハラスメントだと勘違いされる」など、しっかりと相手に伝えるようにしましょう。

国内外で大きく変わる4つの価値観

上記のような文化や価値観の違いはたくさんあります。何かしらの言動でむっとした時でも、まずは落ち着いて話し合うようにしましょう。たとえば、よくある価値観の違いについては以下のようなものがあります。

何でもかんでも謝らない

日本人は何かとすぐ頭を下げますが、これは国内ならではです。世界的に見れば「自分が悪くなければ謝らない」というほうがメジャーなスタンスです。論理的に説明されて自分に非があると分かれば、素直に謝罪します。

「和」よりも「個」を大切にする

日本ならではの大きな悪習の1つが「空気を読む」ということです。たとえば、外国人は先輩や上司にたいしても遠慮なく意見を言います。それで「こいつは生意気な奴だ」と日本贔屓な考え方をすることはNGです。

「させていただいている」という言葉を使わない

外国人は日本人にありがちな「仕事をさせていただいている」「お給料をいただいている」という考えを持ちません。成果にたいして報酬をもらうことは当然というスタンスです。

雇われている以上業務命令に従う義務はありますが、契約の範囲外であれば社長と社員は対等の立場と考えています。

サービス残業はあり得ない

上記のように、外国人は成果にたいして然るべき報酬をもらうべきだと考えています。そのため、無給同然で居残りをさせられるサービス残業は絶対にしません。

日本人と外国人は価値観が大きく違います。しかし、これは周りが特殊なのではなく、むしろ日本があまりに異質だということ。ビジネスパーソンとして成功するためには、さまざまな考えを受け入れて話し合うなど、上手に付き合っていくことが必要不可欠です。

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