仕事ができるビジネスパーソンの能力-ヒアリング力編-

IT業界ならITの、建築業界なら建築のなど。

仕事ができるビジネスパーソンになるために、専門知識を身に付けることは当たり前のこと。

それ以外にも、どのような業界でも役に立つ汎用的なスキルを養う必要があります。

これにはさまざまなものが挙げられますが、特にライバルと差を付けやすいものがヒアリング力です。

社会人になりたての方はもちろんのこと、中間管理職や経営層の方も見直す必要があるでしょう。

平社員から経営層まで、誰でも必須となるヒアリング力

ヒアリング力とは、他人の意見を聞く力を指します。どのような仕事においても、他人の話を聞く場面はたくさんあります。自分たった1人ですべての仕事を完結させられるところは稀でしょう。

そのため、ほぼすべてのビジネスパーソンにとって必須となるスキルだと言えます。

ヒアリング力を鍛えることで得られる恩恵はたくさん。

以下はほんの一例にすぎません。

他人からの指摘を受け止めることで、自分をさらに効率的に成長させる
・顧客の要望を取り入れて、より良いソリューションを提供する
・会議で意見の対立が起こった時、双方の主張から最適な解答を導き出す
・部下の不満を吸い上げて業務改善を行い、業績をアップさせる

日本に多い、なってはいけないヒアリング力のない無能上司

バブル世代を中心に特に多いものが、ヒアリング力のない無能上司。このような人材にはけっしてなってはいけません。

「上司は偉い」という先入観があり、特に部下の意見を受け入れることができません。ヒアリングは上司、部下問わず誰からでも平等に行う必要があるにもかかわらずです。そのため、下からの意見全般を吸い上げることができません。

業務改善の要望や不満などもその人でストップしてしまうため、部署やチームには不満が溜まり、業績は落ちるばかりです。しかし、上司はそれが自分のせいだと気付けません。他人が「あなたのせいだ」と言っても、それを受け入れることができないためです。

意見を受け入れることがあっても、絶対に流されてはいけない

ヒアリング力において大切なことは、意見を「受け入れる」ということであり、「流される」ことではないということです。すべての不満や愚痴を聞き入れていては、「あちらを立てればこちらが立たず」で何もできなくなってしまうためです。

そのため、他人の意見を取捨選択することが求められます。そのためにも、物事を客観的な視点で見て、最適解を導き出すことが必要です。このような視点や分析力などが合わさってこそ、本当のヒアリング力になります。

ビジネスパーソンにはさまざまなスキルが要求されます。その中でも、ヒアリング力はけっして外せない能力でしょう。現代の日本では、意外と課長や部長などの管理職でも他人の意見を受け止められない方がたくさんいます。

このような人材が多い会社は今後長くは保ちません。建設的な意見をより多く取り入れるためにも、上司部下問わず、さまざまな意見を聞き入れられるように鍛えましょう。

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