できるビジネスパーソンほど情報の扱い方が巧みです。
情報を正しく取捨選択できない人はデマに踊らされたり、詐欺の被害に遭ったりしています。
ネットでは「情弱」という言葉が使われていますが、そのような存在にならないよう、正しい知識を大量に得る方法を身に付けましょう。
テレビや本、ネットなど情報の出処はさまざまです。これらの特徴をしっかり把握して、適材適所で活用していくことがコツです。たとえば、ここで挙げた3つのメディアは以下のような特徴があります。
情報が常に新しく、特に時事ネタなどその時の最重要事項がすぐに分かります。また、電源を付けておけば意識しなくてもニュースが目に入る点が魅力です。ただし、ニッチなものは扱っていないなど幅が狭めです。
特定の分野について深く知ることができます。読み直しや保管がしやすい点もプラスです。ただし、かならずしもソースが正しいとはかぎらず、また古い書籍ほど信ぴょう性が薄くなります。冊数次第ではコストが高く付く点も気になるところです。
分野の広さ、深さ共にトップレベルです。大体の内容はGoogleなどで調べれば出てくるでしょう。パソコンやスマホですぐに調べられる利便性も優秀です。ただし、デマの多さは他メディアの比ではありません。
数あるメディアの中でも、情報量からネットはもっとも活用すべきものです。しかし、いくつものサイトを巡って必要なものだけを集めることは大変なことです。ブックマークが増えると、いつも見ているところを巡回するだけでもかなりの時間が掛かります。
そこでぜひとも使いたいものがRSS(Rich Site Summary)。これは、自分が登録したホームページの更新情報を一覧で表示してくれるものです。つまり、ブックマークを全て回らなくても、RSSを見るだけで「今日読むのはここだけ」ということが分かります。
最近のサービスは「後で読む」という機能も追加されているため、すきま時間で流し読みして、後で重要なものをじっくり読み直すことが上手な使い方です。
RSSのリーダーはクラウドでも提供されています。登録してブックマークしておけば、日々の情報収集が一気に楽になるでしょう。
近年、デマ情報に騙される方が後を絶ちません。彼らはほとんどの場合、TwitterやFacebookなどのSNSや個人のブログで得たものを鵜呑みにしています。このような方こそ、まさに冒頭にある「情弱」です。
信用すべきは企業や政府などの名前がはっきりしているソースのみ。それ以外は「本当か?」と疑うことから始めましょう。場合によってはテレビや本など、他のメディアと照らし合わせることも必要です。
巧みな情報収集はできるビジネスパーソンの第一条件です。特にテレビや本などよりも、膨大な情報量を誇るネットを使いこなすことは必須でしょう。