ビジネスの世界において「目標設定」はとても重要な要素です。目標を立てず物事を進めると、さまざまなデメリットが生じ成果に結びつかない可能性が高まります。
より良い仕事をするためにも、より自分自身を成長させるためにも、ビジネス上では目標設定は必須だと言えるでしょう。
目標設定をしないことのデメリットは、「行動力が落ちる」ということです。目標設定することで目的意識(モチベーション)が生まれ仕事に対する行動力が生まれます。目標設定をしないのは羅針盤がない状態で仕事を進めるようなもので、明らかに行動力が落ちます。
加えて、仕事の力配分の管理も上手く行えなくなってきます。例えば複数のタスクを抱えている場合に、一つのタスクだけに力を入れすぎてしまい、全体の仕事の質が落ちてしまうようなケースも考えられます。
さらに言えば、本来目標達成で得られるはずの達成感や幸福感が得られず、モチベーション低下の原因ともなります。
目標を設定する際には、主に以下のような点がポイントとなってきます。
目標は具体的であればあるほど効果的です。例として営業職であれば、「先月より売り上げをアップする」といったアバウトな目標でなく、「今月の売り上げは○○万円を目指す、そのために○○のアプローチをする」といったように具体的にするのが望ましいです。
「今月中に○○を達成する」、「○○歳までに○○を達成する」という具体的な期限を設けるのもポイントです。期限はあまりに短くすると達成が難しくなりますが、逆にあまり余裕を持たせても行動力を下げますので、上手く調整したいところ。
あまりに実現困難な目標や非現実的な目標とすると、行動力に結びつかなくなります。ある程度自分の現状を踏まえた上での現実的な目標とする事が大切です。
例えば「世界を股にかけた仕事を行う」といった大きな目標がある場合は3ヵ月以内にビジネス英会話をマスター、半年以内にTOEIC800点、1年以内にグローバルな企業に転職といった形で、間に小さな目標を関門として設定するのが効果的です。
ケースバイケースな部分もありますが、特に具体性と期限については気をつけて目標設定したいところです。
時には目標の達成が難しい場面にも出くわします。そういった場合には、無理に目標達成にこだわるのではなく、一度諦めて目標を再設定し直すことも大切です。目標を何としても達成しようと無理をすると身体を壊したり、仕事の質を落としたりで悪影響を及ぼすこともあります。
ただし目標を諦める場合は、「なぜ目標を諦めることになってしまったか」、「なぜ目標が達成できなかったか」の問題点を探り、その上で目標の再設定を行うことをおすすめします。
目標を上手く管理することは、ビジネスでの成功の第一歩です。
日常のちょっとした仕事でも目標を定め動かしていってみてはいかがでしょうか。