働いているとどうしてもやる気が出ないときがあります。
しかし、そこでだらだら作業を進めてしまうか、それともモチベーションを持ち直して頑張るかで成果が大きく変わることでしょう。
たびたびモチベーションをなくしてしまう方は、よく仕事を大きなスパンで見ている傾向があるようです。
締め切りが遠いと「まだスケジュールに余裕がある」と油断してしまい、間近になって焦ってしまうことがあるでしょう。
安定したパフォーマンスのためにも、1つのタスクを細分化し細かくスケジュールを組むことがおすすめです。たとえば、資料を30ページ分作らなければならないときは1ページごとに日程を組んでみましょう。時間感覚がより正確になるほか、1つ1つこなすごとに達成感が味わえます。
集中力に優れたビジネスパーソンでも、同じことの繰り返しでは飽きてやる気が出なくなってしまいます。これを避けるために、あえて仕事を多くしてみるというアプローチがあります。
新しく増やしたタスクの役割は飽きたときの息抜きです。そのため、別のタイプのものや、普段あまり取り組めないようなものが良いでしょう。パフォーマンスが上がるほか、新たな成果を出して評価されるかもしれません。
身体を心は密につながっています。疲れているときや眠いとき、お腹が空いているときなどはどうしてもやる気がなくなってしまうはずです。そのようなときに無理して作業を進めることはかえって非効率的です。
身体の不調は早いうちに解決しましょう。忙しいときでも休息や食事、睡眠を取ることは大切です。また、日ごろから規則正しい生活と適度な運動を積み重ねて、疲れにくい身体にしておくことも大切でしょう。
モチベーションが下がっている理由として、「毎日同じことをしていてつまらない」というものがあります。ずっと同じ環境にいて思考が鈍ってしまうことは人として仕方がないことです。
そこで、ビジネス・プライベートにかかわらず新しいことを始めてみると良いでしょう。新鮮な環境に身をおければ、趣味や副業など種類は問われません。「ちょっと部屋を模様替えしてみる」といったものでも十分に効果があります。ただし、本来のタスクに手がつかなくなるということだけは気をつけましょう。
やる気はやっていれば後からついてくるものでもあります。「モチベーションが上がらない」と悩んでいるより、早いところ仕事を進めてしまったほうがずっと良い場合もあるでしょう。
「とりあえず1分だけ」と思って始めることがコツです。やる気がなくても作業が始まりさえすればそのまま持続することは往々にしてあります。
仕事のモチベーションが上がらないときにどう対処するかで以降の成果が大きく変わります。その場だけでなくプライベートでどうにかするなどさまざまな方法があるため、そのときの自分にマッチしたものを選ぶようにしましょう。