ビジネスで成功するためには、クリエイティブな仕事をする必要があります。単調な事務作業は確かに大切ですが、そこで培われるのは最低限のスキルだけ。いわば筋トレのようなものですから、ある程度身に付いた時点で所要時間を減らしたいものです。
「業務には慣れているけれど、どうしてもこれ以上早くならない」という方は環境整備を図りましょう。まずはPCのHDDをSSDに換えることがおすすめです。
PCのデータを格納するデバイスとして長年使われていたものはHDD(ハードディスクドライブ)ですが、最近はSSD(ソリッドステートドライブ)というものが台頭してきました。データへのアクセスが圧倒的に速くなるため、動作がもっさりしていた方におすすめです。
かつてはHDDの倍以上の値段で販売されていましたが、今ではほとんど価格差がありません。たとえば、ネット通販を使えば250GBぐらいなら10,000円しなくても十分に買えるようになっています。
HDDをSSDにすれば反応速度が改善されます。しかし、完全に上位互換というわけではないようです。
それぞれ一長一短ですので、しっかりと特徴を把握してから交換を検討しましょう。
ディスクが回転するなどの物理的な動作がないため、音がとても静かになります。特に大容量のHDDは大きな音がするものです。
ディスクを回転させる必要がない分だけ、電力を使わなくなります。これにより省エネになる他、発熱量も抑えられます。
物理的な動作がないことから、多少の衝撃でも壊れなくなります。特に持ち運びの多いノートパソコンなら大きな恩恵が得られるでしょう。
メモリチップやコントロールチップなど小さな部品で構成されているため、スペースがほとんど必要になりません。ただ交換するだけなら気になりませんが、外付け製品を買う時などに無視できないメリットになります。
データの書き込みや消去をするたびに素子が劣化していきます。そのため、データベースやキャッシュの記録などには適していないと言われています。万が一の時のために、定期的にバックアップを取ることは必須です。
HDDはデータを100年以上記録できるが、SSDは10年ぐらいしか保たないと言われています。もちろん、これは使用状況によって大きく変わる部分です。
HDDは長年使われているだけあって、万が一何かトラブルがあった時も復旧が容易です。しかし、SSDはまだ日が浅く、またコントロールチップに依存する仕組みのため完全な方法が確立されていません。
事務作業をもっとスムーズに行うために、PCのHDDをSSDに換えてみましょう。動作が速くなるだけでなく、静音や省エネなどのメリットもあります。その他にもデメリットがありますが、だいたいの場合は定期的なバックアップで対応できるはずです。