仕事をする上でチームワークを発揮するにはどうしたら良いのでしょうか?
チームワークが悪いと全体的に作業は捗りませんし、メンバー同士の関係が悪化するとチームで仕事をすること自体にストレスを覚えるようになります。
今回はビジネスにおける「チームワークとは何か」と「チームワークを発揮させるためのポイント」についてまとめました。
概要
チームとは、ある目標や目的に向かって共に働きかける集団を指します。チームをチームたらしめるには、実は条件があるといわれています。
チームを成り立たせる条件として以下の項目が挙げられています。
・明確な目標をメンバーが共有している
・メンバーが協力し合い、お互いが依存関係にある
・各メンバーが果たすべき役割を持ち、従事している
・チームのメンバーとそれ以外の境界が明瞭になっている
仕事をする上で最も重要なのは、ゴールを定めることです。
当たり前のことのように感じるかもしれませんが、各メンバーが目標を把握しているかどうかはチームの作業効率にも影響します。
チームが効率良く活動するためにも個別にコミュニケーションを取ったり、会議を重ねたりしてチーム全体に目標を浸透させていきましょう。
チームで作業を行う際、役割を割り振るのは当然の流れです。リーダーとしてはプロジェクトを成功に導くために経験豊富な者を重用したいという意識があるでしょう。しかし、経験の少ない者に役割を与えなかったり、経験豊富な者につきっきりにしたりするのは避けたほうが良いでしょう。
自分に与えられた役割や任務を認識することで、初めてチームワークに対する意識が芽生えるからです。
チームワークを発揮するためには、各メンバーの積極性も必要になります。人によっては、与えられた任務だけをこなすことに意識する者もいます。しかし、それではチーム内に温度差が生まれてしまうのです。
この温度差を解消する方法としては、最初に述べた目標の共有を徹底することと、リーダーが役割を超えた動きを率先して見せることが考えられます。特にリーダーが率先して動くことは、チーム全体に安心感をもたらします。安心感を得たメンバーは役割を超えた動きをすることに抵抗がなくなり、チーム全体に積極的な姿勢が見られるようになるのです。
実際に作業を進めていく上で何より重要なのが、各メンバーが最新情報を知っているかどうかです。最新情報を知らずに作業を進めていくと、工程に穴が空いたり無駄な作業をやったりする場合があります。
こうした問題を解消するために重要なのが「報告・連絡・相談」です。
特にチームを統括するリーダーは、絶対に進捗状況を把握しなくてはなりません。チームの人数によっては、中間にサブリーダーを配置しましょう。
サブリーダーがリーダーに直接連絡するという体制を定めることで、情報漏れや疑問を誰に聞いたら良いかの判断がスムーズになります。
チームワークを発揮するためのポイントを見ていきましたが、何よりもメンバー同士がお互いの存在や役割を尊重することも大切です。全体的な仕事の流れを把握したり、自分が次にどのように動けるかを自発的に理解できたりするからです。
そのためにも会議はもちろん昼食を共にしたり、息抜きにチームスポーツを行ったりすると良いでしょう。