出来る人が実践している、経営者的思考とは?

一般に、よりレベルの高いビジネスパーソンになるためには、経営者的思考を持つことが大切だと言われます。

しかし、この言葉が具体的にどのようなものを指すのかわからない方が多いようです。

起業だけでなく普段の業務でもパフォーマンスをアップさせられる

経営者的思考とは、会社という組織をより俯瞰的に見てものごとを判断していくことです。ベンチャー企業ではよくこのような考え方ができる人材を求めていますが、実際はそれ以外のところでも重宝されるスキルです。

自分がいまいるポジションよりも上の視点で考えることで、自分が従業員の1人であってもただ漫然と仕事をするだけでなく、「ここで自分がすべきことは何か」という役割を自覚できるようになります。

もし起業するならこの視点は必須のスキルと言えるでしょう。会社を運営する側に立たなくても、チームや部署を管理していくときに大きな力になります。

経営者と会社員で考え方が変わる要素一例

お金

経営者と会社員で考え方が変わる要素一例企業はさまざまな方向から売上を得て、またあらゆることで消費していきます。マネジメントする人ならこのどちらか片方に偏ることはありません。

これは、「稼ぐ」「使う」というよりも「回す」という感覚のほうが近いとも言われています。どこから稼ぎ、どこに投資していくかという流れを観察し、滞っているところを解消しながら、破綻させずにいかに量を増やすかということを考えるようです。

時間

ビジネスパーソンは仕事と休みのメリハリが大切だとよく言われます。しかし、経営者は当てはまらず、むしろオンの状態が続きます。休んでいるときでもつねに「これを仕事に活かせないか」アンテナを張り続ける必要があります。

この考え方のためか、「時給」「日給」といった時間辺りの稼ぎを重要視しない部分があるようです。それよりも、「この仕事でどれだけの利益が出るか」という作業ごとの稼ぎを見ます。

作業

経営者はみずから仕事を生み出します。基本的に自由ですが、大きな責任を伴います。これは与えられた業務をこなせば良いだけの会社員とは大きな違いです。

人材

会社員は働く側ですが、マネジメント層は働かせる側です。それには作業スピードや専門技術だけではなく、全体を見渡す力や指示の出し方といった別のスキルが必要となります。

出来るビジネスパーソンになるためにはマネジメント思考を持つことが重要です。これは単に起業したりベンチャー企業で活躍したりするためだけに必要なことではありません。普段に業務においても、作業やチームのパフォーマンスを上げるために活かせるスキルです。

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