お金が貯まらない人にありがちな思考が「頑張って節約しなければ」です。実は、努力する貯金は思っているより効果がありません。
それよりも、「気がついたら勝手に溜まっていた」という環境を作ることのほうが大切です。
お金を貯めるには、固定費から削ったほうが効率的です。これには家賃や住民税、所得税、インターネットの回線代などが該当します。
食費や光熱費といった月によって変動する費用は、節約するために毎日何かを我慢しなければなりません。これにはストレスが溜まりますし、実はそこまで大きな効果がないことがほとんどです。
一方で、固定費を削ることはたった1回だけ対策しただけで長期間効果が持続します。後はいつも通りに生活できる上に、毎月数千円から数万円の効果が期待できます。
たとえば、節約方法として以下のようなものが挙げられるでしょう。始めるときは、大きい金額のものからチャレンジしてみると良いでしょう。
いつでもお金が使える状況ならつい使ってしまうものです。そこで、銀行の自動積立を使って定期的に貯金するようにしましょう。これは最初の手続きに少し時間がかかりますが、その後の手間はかかりません。
コツは無理がない金額に決めることです。生活を圧迫してしまうと続かなくなりすぐに崩してしまうことが考えられるためです。
最近ではインターネットでも申し込めます。会社に勤めているなら勤務先が同じ制度を取り入れていることもあるでしょう。
節約に気をとられて何も買えなくなってはいけません。ストレスが溜まりますし、身の回りが不便すぎて自分のパフォーマンスを落とす原因にもなります。しかし、何でもかんでも買ってしまうようならやはり貯蓄は潤わないままでしょう。
お金を使うことで重要なことは、それが無駄な出費なのか、それともしっかりとした意義があるのかを考えることでしょう。
たとえば、「毎朝コンビニでペットボトルのお茶を買っている」ということなら水筒を買って毎朝自宅で淹れればさらに安上がりですから、これは浪費と捉えることが妥当でしょう。
「友人と飲みに行った」ということなら、ビジネスに関する有意義な話を聞ける、もしくは程よい息抜きになるのなら十分投資と言って良いでしょう。これらは定量的な判断が難しいものですが、「どちらかな」と考えるだけでもそこそこ大きな効果が期待できるでしょう。
貯金上手な人は固定費を削る、自動積立を使うなどしてお金が勝手に貯まるような環境を整えています。それでも上手くいかないときは、買っているものが浪費なのか、それとも投資なのかを考える癖をつけるとよりスムーズに貯蓄が貯まるはずです。