既に国内外の大手企業でも採用されてきている“スタンディングデスク”ですが、今回はスタンディングデスクのメリット・デメリットや選び方、さらにどこで購入できるのかなどについてお伝えしていきます。
スタンディングデスクが気になっている方は、導入の目的が本当にスタンディングデスクで解決できるのか、という点も含めて検討してみてくださいね。
概要
スタンディングデスクは、Googleやアップルといった世界的な大手IT系企業、また日本国内の大手企業でも導入されてきています。
ある国内大手IT系では、1万人以上もの社員全員分のデスクを導入したり、新たなスペースを確保してスタンディングデスク専用ルームを開設したりする企業もあります。
いずれにしても、次にご紹介するようなスタンディングデスクのメリットや高い効果を期待して幅広く利用されています。
国内外の企業で導入されてきたスタンディングデスクですが、そのメリットやデメリットについてお伝えしていきましょう。
長時間“同じ状態で座ったまま仕事をする”ことの弊害が多方面から指摘されています。
不自然な姿勢でいるとストレスや疲労の蓄積につながります。
背筋がまっすぐに伸びた状態で仕事ができるスタンディングデスクなら、姿勢が良くなると同時に、体勢を変えやすいことでストレスや疲労を軽減する効果が期待できます。
スタンディングデスクを使っていると、会社の上司や同僚などとのコミュニケーションが促進される効果が期待できます。
立ったまま仕事をしている場合、歩いてそばを通りかかる人達と同じ目線になるので、声がかけやすくなるためです。
立って仕事をしているので、座っている時に必要だった席から腰を上げるまでのちょっとしたアクションが不要になり、気軽に話しかけやすくなるというわけです。
仕事の疲れが蓄積していたり、昼食後に座って仕事をしていると、強烈な眠気に襲われることがあります。立って仕事ができるスタンディングデスクなら眠気を感じにくくなり、仕事への集中力も高まると言われています。
長時間立っているとさすがに足が疲れてきますし、場合によっては足が痛く感じたりします。
また、長時間立っていると、どちらかの足に体重をかけ始めたりして、足首にも負担がかかってきてしまうこともあるかもしれません。
そのよう場合にはスタンディングデスク用のチェアに座ったりして、立ったり座ったりを上手く組み合わせてみるといいでしょう。
次にスタンディングデスクの選び方についてお伝えします。
選ぶ際に重要なポイントは以下の通りです。
選ぶ際に最も重要なポイントに挙げられるのが、自分にあった高さのデスクを選ぶことです。
スタンディングデスクは高すぎても低すぎても体への負担が増し、疲れやストレスの原因になってしまいます。
一般的なスタンディングデスクは100㎝前後という高さのものが多く、さらに固定式と昇降式に分けられます。
固定式は自分に適した高さのものであれば、昇降式よりも安定感があって丈夫ですし、価格も安いものがあります。
反対に高さを自由に変えたい方や固定式では自分にあった高さのものが無いという方には高さ調整が自由にできる昇降式のものがおすすめとなります。
スタンディングデスクは「デスクオンタイプ」と「デスクタイプ」の2つのタイプに分けられます。
どちらを選択すべきかについては使用する環境や目的次第ということが言えるでしょう。
デスクオンタイプは今使っているパソコン用デスクなどの上に置いて利用できるタイプです。
それに対して一般的にスタンディングデスクと呼ばれることが多く、それ一つでデスクとして単体で利用可能なのがデスクタイプです。
デスクオンタイプは今使っているデスクをムダにしたくない場合や、個別にスタンディングデスクを購入して設置する場所が無いという方にメリットがあります。
また、リビングルームなどに置いたまま利用することもできるので、それなりに使い勝手に優れています。
一方のデスクタイプはデザインやカラーも豊富ですし、新規でパソコン用デスクを調達したいという方にはメリットがあるでしょう。
スタンディングデスクをどこから購入するかですが、主に家具屋や量販店などの店頭販売か、あるいは通販になります。
スタンディングデスクの場合、自分の体型や使い勝手に合っているかが最も重要になります。
気になる商品があった場合、自分のイメージや体型に合っていなければ無駄な買い物になってしまいます。
そうしたことから店頭でサンプルのスタンディングデスクを実際に試すことができる店頭での購入は安心です。
オフィスでの大量購入など、種類の豊富さや価格の安さを重視したい方の場合は通販からの購入になるでしょう。
通販のほうが種類も豊富で、中には通販だけしか販売されていないモデルもあります。
また、流通コストの関係から同じ製品を購入するなら店頭販売よりも通販のほうが安く購入できる場合が多いでしょう。
スタンディングデスクのメリットや選び方などについてご紹介してきました。実際に購入する場合は高さや使用目的などをよく検討しながら選ぶようにしましょう。
オフィスで大量購入を検討している際も、「まずは1つのプロジェクトチームに」など、体感する機会を作ることをおすすめします。導入事例でもご紹介したように、“誰かのデスク”ではなく“スタンディングのスペース”として一つ購入してみれば、ニーズの高い部署などを知る機会にもなるかもしれません。