肩こりは肩や首の周りの血流が悪くなり、筋肉が緊張して疲労物質がたまることが原因で起こります。
日本の国民病とも呼ばれ、男女ともに多くの人の悩みとなっています。予防するには日頃から肩周りの血流が滞らないようにすることです。
今回は肩こりの簡単な解消方法や対策についてご紹介していきます。
概要
つらい肩こりをすぐに解消する簡単なストレッチの方法をご紹介します。
いずれの方法もイスに座ったまま1分もあればでき、肩や首周りの血流を促すことで肩こり解消の効果が期待できます。
肩を左右交互に上下動させて肩こりを解消させるストレッチです。まず、両手を下に下した状態のまま、右肩だけを耳の方向に向けて引き上げます。
引き上げたら右肩を元の位置に戻して左右の肩を平行状態に戻します。次に左肩を同じように耳の方向に引き上げてから、また元の位置に戻します。この一連のストレッチを左右交互に10回ほどを目安におこないます。
両方の肩を同時に上下動させて肩こりを解消させます。まず、両方の肩を耳の宝庫に近づけた状態を3秒間維持します。
両肩を元の位置に戻し、脱力しながらリラックスします。この動きを10回ほど繰り返します。
太もも周りをストレッチさせることで、太ももや下肢の血流を改善させて肩こりを解消します。
まず、お尻の半分をイスの左側にずらして外側に出すようにし、上体は立てたままにします。そして右足の位置はそのままの状態で動かさず、もう片方の左足を思い切り後方へと伸ばしてストレッチします。
お尻の左半分が終わったら、今度は右半分も同じようにし今度は右足を後方に伸ばしてストレッチしてください。こうすることで太もも付近のリンパの流れと下肢の血流を促進させてくれます。
デスクワークによって肩こりが起こる一番大きな要因は、同じ姿勢を続けて血流がたまることです。
肩こりを防ぐには同じ姿勢で仕事を続けないように習慣化し、先ほどご紹介したようなストレッチなどで時々首や肩周りの緊張状態をほぐしてあげることが大切です。
また、座る際には背筋を伸ばし、骨盤が立っている状態にしては背骨が緩やかなカーブを描くような状態に保つと肩こりが起きにくくなります。
肩こりになりにくくするには、デスクワーク時に正しい姿勢を心がけることが大切です。
正しい姿勢を作るには、まず先ほどご紹介したようにイスに座るときに骨盤を立たせて、背骨が緩やかにカーブするように座ることです。肘掛け付きのイスであれば、腕を肘掛けに置いて肘が90度以上の角度になるように保ちます。
パソコンディスプレイまでの距離は40センチ以上を保ち、イスの高さは足裏全体が床に接するような高さに調整します。またこのような姿勢を作るためにデスクの高さが調整できる場合は適宜調整するようにしましょう。
オフィスでだれにもわからないように使える肩こり解消グッズをご紹介しましょう。次のように使用方法によっていくつかのタイプがあります。
矯正タイプはデスクワークで肩が丸まってしまうと蓄積される肩への疲労を改善するために姿勢そのものを矯正することで肩こりを解消させようとするグッズです。矯正サポータータイプと加圧シャツタイプがあります。
背中が丸まってしまう猫背を特に治したい場合にはサポータータイプがおすすめですし、ダイエットや筋トレ効果さらに女性のバストアップ効果も兼ねて姿勢を矯正させたい場合には加圧シャツタイプがおすすめとなります。
磁気の力を使って肩こりを解消させるグッズで、ネックレスタイプと首周りに固定させてタイプがあります。いずれも繰り返し使え、内蔵されている磁石から発生する磁気で首周りを中心とした血行をよくし、コリに効きます。
コリのひどい肩や首周りを温めることでコリを解消させるグッズで、大きく2タイプあります。
電子レンジで加熱させて繰り返し使える経済的なタイプと使い捨てのタイプです。使い捨てタイプはさらに体に直接貼るタイプと服の上から貼るタイプがあります。
肩や首周りなどコリを感じるところに貼って、肩こりの解消に役立つ鎮痛消炎テープ剤がドラッグストアで手に入ります。
持続性があって1回貼っておけば1日中効果が維持され、何よりも好きな箇所に貼り直せる点も便利です。また、気になる臭いが無いタイプや肌色・半透明の目立ちにくいタイプも選べます。
こちらは貼るのではなく、コリが気になるところに塗りこむタイプのクリームです。マッサージするように塗りこむと筋肉の痛みを和らげる成分や血流を促す成分によって、しつこい痛みやコリを解消させてくれます。
今回の記事ではすぐに始められる肩こり解消方法や便利なグッズについてご紹介しました。
普段から正しい姿勢でデスクワークするようにし、適度にストレッチなどを取り入れて長時間同じ姿勢になるのを避けるようにすると効果があります。
職場の人に使っていることを知られずに利用できる肩こり解消の便利グッズも取り入れてみると一層の効果が期待できるでしょう。