ペットを飼うと健康に?

日本におけるペットの飼育率は40%に満たないほど、世界的にも最低ランクだと言われています。

その原因は、残業が多く世話をしていられる時間が取れないからでしょう。

しかし、ペットを飼ったほうが充実した生活が送れることは明らかです。

ペットを飼うと健康になれる 実際にあった調査結果一覧

愛玩目的で飼われることが多いペット。実は、以下のように心身共に健康になれるという研究結果が多数出ています。

病気になりにくくなる

フィンランドのクオピオ大学病院によると、幼少期から犬と生活している子供は、感染症などの病気になりにくいそうです。また、重い病気にかかった後の回復も早いとされています。

これは、ペットといることで身体に免疫ができるということ。この研究では、「清潔過ぎる環境にいるとかえってアレルギーや喘息になりやすくなる」という主張も含まれています。

生活習慣病になりにくくなる

散歩や世話をすることで、犬を飼っている人の運動量は飼っていない人にくらべて2倍近くになると言われています。これにより、ジムに行かなくても健康を維持でき、肥満や高血圧などの生活習慣病になりにくくなります。

心臓病のリスクが減る

ペット飼育の有無別に心臓発作経験者の生存率を比較したデータがあります。それによると、ペットを飼っている患者の28%が克服している一方、飼っていない患者はたった6%しか生存していないそうです。

これは、下記にもあるストレス軽減効果が関係していると言われています。

ストレス軽減

ペットを飼うことでストレスレベルが下がるとされています。これはペットセラピーなど、実際の医療現場でも使われているもの。実際に、「癒されるために飼いたい」という方も多いでしょう。

科学的には、動物と触れ合うことでオキシトシンという脳内物質が分泌されて、精神を落ち着かせるというメカニズムのようです。

ペットを飼うことはコストパフォーマンス的にも良い

「ペットはお金が掛かる」と思う方は多いはず。確かに、犬を一匹飼うだけでもランニングコストで数十万円、食費や医療費などでも年間数十万ずつなくなっていきます。また、世話を見るということはけっして簡単なことではありません。

しかし、ある調査によると、ペットを飼っている人は飼っていない人にくらべて通院回数が15~20%少ないそうです。実際に、ドイツでは年間で7545億円、オーストラリアで3088億円の医療費削減に成功しています。

プラスマイナスを見れば、ペットを飼うほうがまだ高く付くでしょう。しかし、動物と触れ合うという体験、新しい家族を作る喜びなども考えれば、けっして高過ぎるとは言い切れません。

ペットを飼うことでさまざまな健康効果が得られます。実際には、アパートに住んでいるなど環境的に問題がある方が多いかもしれません。

しかし、一軒家に住んでいる、ペットOKの物件が近くにあるという方は十分に検討の余地があります。特に仕事だけでなく充実した一生を送りたい方、子供を丈夫に育てたい方などは考えてみましょう。

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