ビジネスにおいて管理職を担っている方は、部下の扱い方ひとつで社内全体の雰囲気を悪くしたり、組織を不安にさせたりすることも少なくありません。
目標達成や会社の成長のため「管理職が避けるべき行動」について知っておきましょう。
一から十まで細かく口を出して、仕事を管理しようとするのは管理職として避けたいことです。思った通りに業務が進んでいないという場合、管理職でありながら自分で仕事を片付けてしまうという人もいます。
しかし、短絡的なスタンドプレーというのは部下のやる気を削ぎ、気付きを奪う行為です。
部下を信頼し、ある程度その裁量に委ねることが良い結果を生むことも多いものです。
長い目で業務全体を見られない人というのは、短期的な業績を評価してしまいがちです。
どんな業務でも結果に至るまでの明確なビジョンを立てた上で、戦略を練っていく必要があります。
いま目の前にあることだけでなく、結果までのプロセスをきちんと予見し、見極められるような広い視野を持ちたいものです。
自分と違う意見や都合の悪い意見を一切聞き入れず、自分の考えが全て正しいと押し通そうとする人がいます。
こういったタイプの管理職は得てして上司に弱く、上からの方針をそのまま部下に伝えるパイプ役におさまってしまいがちです。
リーダーには、ミーティングを重視しさまざまな意見を取り入れることが求められます。
部下に強い態度を取り過ぎることはパワハラにもつながる上、社内の空気も悪くなるなど良いことがありません。
こういった職場には常に重い空気が立ち込め、オープンな相談やミーティングができない状況に陥ります。
そうなってしまうともちろん業績は頭打ちになりますし、ミスの隠蔽も起こりやすくなるので注意が必要です。
ネガティブ思考や不満の垂れ流しは、全体の雰囲気を悪くするものです。特に社内の不満や経営方針への愚痴などが多い人は、上からも下からも信頼されなくなります。
すると周囲には良いビジョンが見えなくなり、組織の伸び悩みにつながっていきます。
たとえ業務中ではないお酒の席などでも、グチグチとネガティブ論を垂れ流すのは止めましょう。
いざというときの判断力は、管理職に求められる重要な要素です。判断が必要なときに毅然とした態度を取れないと、上司や部下だけでなく顧客からの信用の失墜につながることもあります。
また部下の成功や幸福について関心を持つことも良質なコミュニケーションを取るための重要なポイントです。
部下が信頼してついていこうと思えるような責任感の強いリーダーを目指したいものです。