デスクにものが散乱している人は仕事で成功しません。「関係ないことだろう」と感じる方は多いようですが、実は出来る人ほどこまめな整理整頓を心がけている傾向があります。
それは仕事の効率や他人からの評価などさまざまなところに影響を与えるためです。
これは、「汚いよりはキレイなほうが良い」というごく一般的な心理によるものです。
同じぐらいの実力なのによく仕事をもらっているライバルが周りにいたら、もしかしたらデスクの清潔さのようにちょっとしたところで差がついている可能性が考えられます。けっして、ただ「運が良い」というだけではないかもしれません。
一般的に、周りにものが散らかっていると集中が散漫になってしまうと言われています。そのため、とくにデスクワークを中心におこなっている方こそ整理整頓は重要だと言えるでしょう。
ほかにも、探しものをする無断な時間が減るという点がとても重要です。たとえば、1日5分何かしらの探しものをしている100日で8時間以上と、1回にかかる時間がほんの僅かでも積み重ねていくと大きな差ができます。
また、作業中にものを探さなければならないということは意外と厄介でもあります。ほんの数分の探しもので、今まで考えていたアイディアを忘れてしまったり、集中力が切れてしまったりするためです。
会社で働く以上、さまざまな業務を並行しておこなうはずです。そのなかには、書類の提出や会議の資料作成といった締め切りが決まっているものも少なくありません。万が一遅れてしまうようなことがあれば周りからの評価を下げかねません。このようなイージーミスはできるだけ起こさないようにしたいものです。
デスク周りが汚い方にありがちなことが、これらの作業漏れです。ものが散らかっていて、これはいつまでに何をすれば良いのか把握できていないためです。
とくに出来る人と差がつくタイミングが忙しいときです。気持ちの余裕がなくなり、普段は何とかなっている人でも失敗しやすくなります。
1つのミスが重大な自己につながることもある製造現場では「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾」はもっとも重大な「5S」と呼ばれることもあるようです。
出来るビジネスマンほど整理整頓を欠かせません。今まで机に書類や文房具などを置きっぱなしにしていた方は、業務前にまずはそれらの片付けから始めてみましょう。