新聞は過去のもの?周りが読まないからこそチャンスがある

インターネットやテレビのニュースが主流となっている近年、新聞を読むビジネスパーソンが減っています。

しかし、紙媒体ならではの良さがあり、それを活かすことで周りと差を付けられる情報収集が可能です。

若年層ほど新聞を読む方が少ない

NHK放送文化研究所の発表によると、日本国内で新聞を読んでいる人の割合はだいたい3割程度だと言われています。しかも、その中でも読んでいる人は40代以上がほとんどで、20代に至っては10%にも満たないとされています。

この原因は主に価格と手間です。1ヶ月に何千円と掛かり、また紙を広げなければ読めないという点から「パソコンやスマホ、テレビで良いや」と思うことが多いようです。

コンテンツの面でインターネットとテレビの中間に位置する

asia-1177088_640新聞のメリットは、コンテンツボリュームとチョイスのバランスが良いという点にあります。

インターネットサイトの良いところは、どのような情報でも調べれば出てくるという量の多さです。しかし、反対に調べなければ出てこず、どうしても自分が見たい内容に偏ってしまうという点が弱点になります。

テレビは番組内容を放送局が決めているため、自分の興味がないことも受動的に知られるというメリットがあります。しかし、基本的にその日の主要ニュースしか放送されないためボリューム不足です。新聞はこれらの中間に位置します。サイトほどではないにせよ情報が豊富で、また番組のように自分の興味がないジャンルについても知られます。

グラフィカルに読むことで情報収集の効率アップ

「読み方が分からない」という方はたくさんいます。よく「重要なものだけ読めば良い」というアドバイスがありますが、それでは不十分です。ほとんどの方が「どれが重要なのか」という疑問を抱くでしょう。

読むコツは俯瞰視点でグラフィカルに読むことです。つまり、「一面に載っていれば大切」「文字が大きければ価値がある」「スペースを広く取っているほど優先度が高い」ということになります。直感的ですがかなり有効です。また、画面の大きさが限られるパソコンやスマホのニュースではできない読み方になります。

新聞にはそこそこのボリュームを、好き嫌い関係なく見られるとい点が魅力です。インターネットばかり見てジャンルに偏りがある方、もしくはテレビばかりで知識量が少ない方にはおすすめの媒体でしょう。大きな紙だからこその読み方があるため慣れるための練習が必要ですが、重要なツールになること間違いありません。

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