めまぐるしく変わる時代の中、ビジネスパーソンには体系化された知識だけでなく「地頭力」という力も求められています。
この地頭力とは一体なんなのか、地頭力をどうやって身に付ければよいのかについてまとめました。スキルアップを目指されているビジネスパーソンの方は参考になさってください。
地頭力とは既存の知識の枠に捉われない考え方や、「0から1を生み出すような考え方」を指します。
例えば「○○の商品を売るにはどうすればよいか」といった課題に対し、既存の手法やデータをもとに道筋を立てていく力が、一般的に言われる分析力・思考力です。対して既存の手法やデータを一切使用できない環境において、ゼロベースで道筋を立てていける力が地頭力となります。
価値観や技術がめまぐるしく変わる現代では、この地頭力がビジネスマンにも強く求められてきています。
地頭力を身に付ける方法として手っ取り早いのは、結論から考えていく思考法を身につけることです。まず仮説を立て結論付ける考え方をすることで発想力が鍛えられ、さらには結論に至るまでのプロセスを柔軟に組み立てていく力が身につきます。
一般的に、一つずつ順序を立て結論に持っていく考え方は論理的思考が身につきます。ですが、地頭力に関しては身につきにくいと言えるでしょう。
地頭力を身に付けるには、日常の中で物事に対して考えるクセを付けることも大切です。できるなら自由な発想で物事を考えてください。固定観念に縛られて深く考え込んでいるだけでは、地頭力は身に付きません。
「こうしたらどうだろうか」「これ以外にも方法があるのではないだろうか」と固定観念を外し柔軟な考え方を常々持つことをオススメします。
またさまざまな物事に対して興味や関心を持ち、それに疑問を持つことで地頭力を身に付けることができます。
固定概念を捨てるということが大切だと言いましたが、柔軟な思考ができるだけでは地頭力があるという訳ではありません。
例えば、幼稚園児や小学生に「○○の商品を売るにはどうすればよいか」といった課題を出したとしても、良い答えは生まれてこないでしょう。
地頭力というのは、これまでに蓄えた知識や経験も活用しつつ、ゼロベースで考えることで意味を成します。つまりは日々の生活の中で、さまざまな情報や価値観に触れることが大切なのです。そのためにも固定観念に縛られず、自分の視野を広めることが大切です。
地頭力というのは問題解決力に直結する力です。仕事だけでなく、日々の生活やプライベートでも役に立つ機会が多いことでしょう。
今回紹介した方法を利用して、地頭力を鍛えてみてはいかがでしょうか。