ビジネスパーソンとしてのスキルアップするためには、現状に満足せず常に改善を続ける必要があります。
そこで大切なものは「もっと」という言葉。
日々のルーチンワークや新しく参画するプロジェクトなど、何事においてもこのワードを口ぐせにして取り組んでみましょう。
概要
口ぐせはその人の心理に大きく関わります。毎日のルーチンワークを何となくこなしている方こそ、「もっと楽をできないか?」「コストを減らせないか?」「生産性を上げられないか?」など、意識して言うと良いでしょう。
一見完璧な仕事ぶりに見えても、実はさまざまな改善点が隠れているかもしれません。それらに自然と目を向けられるようになれば、ビジネスパーソンとして大きく成長できます。
どれだけ「もっと」と言っても、結果につなげられなければ口だけで終わってしまいます。もっとも大切なことはとにかく行動することですが、特に以下のような要素を意識すると効果が上がるでしょう。
人間の能力には限界があります。そのため、一定以上まで「もっと」を突き詰めると、その後の向上は難しくなるでしょう。しかし、そこで諦めてしまっては大した成果は上げられません。
そこで大切なことが、他のものを頼ることです。たとえば、会計業務を効率化したいなら、手打ちでは限界があります。ここはパソコンの演算力に頼るために、マクロを組んで自動化するという方法があります。
また、このようなアイデア出しも自力に頼ってはいけません。個人が考えられる幅には限界があります。書籍やネットの情報を集める、先輩や上司に聞くなどしたほうが有効です。
「もっと」を突き詰める時は、自分で考えるよりも他のアイデアを取り入れることのほうが重要です。
あらゆる業務改善で大切なものは再現性です。一時は良くなっても、その後元に戻ってしまったら意味がありません。たとえば、作業を短縮化させたのなら、その手順をマニュアルなどの明確な形で示すと良いでしょう。
「もっと」が自己満足で終わっては意味ないどころか、無駄なものを突き詰めている時間の分だけマイナスになってしまいます。ビジネスにおいて考えるなら、売上や生産性に貢献するものである必要があります。
たとえば「何となく良くなった」という成果では、本人が頑張ったつもりでも、実は全く改善されておらず自己満足で終わっているかもしれません。
改善が数値で見られることは大切なことです。業務の効率化を目指していたなら、所要時間や時給などで計算してみると良いでしょう。
「もっと」はビジネスパーソンとしてスキルアップするために大切な心構えです。何事にたいしても懐疑的な視点を持つようにしましょう。そして、思考だけで終わることなく、他のさまざまなものを巻き込みながら実践してみましょう。