「USCPA」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
USCPAとは、日本語で米国公認会計士のこと。今、世界を相手に自分の価値を証明する手段として注目されはじめている。
ビジネスエリートへの切符ともいえるMBAやLawyerと並ぶ評価と信頼を勝ち得る手段としても強い力を発揮する。
USCPAには一体どんな特徴があるのだろうか。いくつかポイントを紹介していく。
日本の超難関資格とされる公認会計士の合格率は7.5%。比較すると取得しやすいのは一目瞭然である。
取得後のキャリアとしては、会計職をはじめ外資系コンサル、経営企画など活躍の場が幅広くある。
USCPA(米国公認会計士)に対するニーズの高まりに対してまだまだ人材が不足しているのが現状です。USCPAはビジネスパーソンに必要なコアスキル(英語・会計・IT・法律・ファイナンス)が学べるうえ、国際資格として世界的に評価されます。
グローバルな金融市場から最も有利な形で資金調達を実現するためには、海外投資家・融資家に対する詳な財務情報の開示が必要です。米国会計基準は最も厳しい開示レベルであるため、事実上のグローバルスタンード会計基準として世界で広く用いられています。
グローバルな金融市場から有利な資金調達を実現するのを主目的として、ニューヨーク証券取引所やNASDAQへの株式公開を進める日本企業も少なくありません。米国株式市場での上場の際には、社内に十分な数のUSCPA(米国公認会計士)スタッフが在籍していることが必要となってきます。
企業の財務状況等を株主やアナリストへ説明するのが財務広報(インベスターリレーションズ)業務です。株主重視経営の流れの中で、投資家への財務情報の開示・説明の重要性が年々増しています。特に海外の投資家のニーズに沿った詳細な情報開示や株主からの質問への的確な対応をするためには、米国会計の高い知識レベルが要求されます。
海外子会社・支店や投資先会社の経営分析、経営管理の際には英文財務諸表の知識が欠かせません。日本企業内においても、国際部や経理部・財務部といったセクションでUSCPA(米国公認会計士)の知識が強い力を発揮します。
監査とは、企業の財務諸表がその財務状況や経営成績を適正に表示しているかどうかを、公正な立場の第3者である監査人(会計士)が判断し、意見を表明する一連の業務を指します。米国系大手会計事務所では、日本に進出している米国系企業に対して、米国監査基準による監査業務も行いますので、USCPA(米国公認会計士)への強いニーズがあります。また、最近では日本の大手会計事務所からのニーズも急増しており、日本の公認会計士(補)と同様に採用され、国内でも活躍される方が目立つようになってきました。
海外での子会社の設立・運営に関する経営・財務面での調査実施、経営戦略立案などの総合的なアドバイス業務を行います。スタッフには米国会計・商法・監査・税務などの幅広い知識が求められます。
海外での子会社の設立・運営に関する経営・財務面での調査実施、経営戦略立案などの総合的なアドバイス業務を行います。スタッフには米国会計・商法・監査・税務などの幅広い知識が求められます。
海外へ事業展開をする際には現地税制への対応はもちろんのこと、最適立地や事業形態・投資形態などについてのアドバイスが重要です。また、連結納税制度やアメリカの各種優遇税制を活用してアメリカに節税子会社を設立する傾向も広がりつつあります。
現在、ERP(Enterprise Resource
Planning)パッケージといった欧米型の会計システムの導入が急速に進んでいますが、時価会計・連結会計時代に合致した先進的な会計システムを構築するために、米国会計基準を理解する人材へのニーズが急増中です。
外資系企業の経理業務は英文での会計処理が中心です。本社と連動した形での経理処理を行いますので、USCPA(米国公認会計士)が持つ高度な知識は重宝します。また、どの会社にも経理部門が存在するため、求人数が圧倒的に多いのも魅力です。
外資系金融機関などでは企業の買収・合併を仲介するかたちで、大きな収益を上げており、買収企業の財務内容の精査や企業価値を判断する際にも米国会計の専門知識が活用されています。
金融機関の融資・投資先の審査の際に、財務内容の分析が必要となります。財務諸表の諸知識はもちろん、専門的な企業分析の知識が求められます。
公認会計士が派遣されて行う外部監査とは別に、企業内部で監査活動を行う内部監査も重要な業務です。特にコーポレートガバナンスを重視する外資系企業はもちろんのこと、日本企業でも重要性が増しています。
英文財務諸表データをもとに企業の財務状況を分析し、財務上の問題点などを抽出します。また、売上高の予測や各種予算案の作成、予算と実績の差異分析、各種財務諸表をもとにした経営分析、有利な資本構成を構築する業務なども行います。
金融機関で先端的なデリバティブ知識などを活用して商品開発を行う業務です。高度な数学知識や統計理論の理解が必要ですが、米国会計・税務の専門知識が商品開発の際にも知識的な土台になります。
海外の大手会計事務所にて、日本企業の海外子会社・支店を対象に各種の会計サービス業務を担当するために、日本人USCPA(米国公認会計士)への求人ニーズがあります。(既に当校卒業生の方にも、たくさんの海外勤務者がいらっしゃいます。)担当業務は監査・税務など様々ですが、海外でキャリアを積みたい方、永住をお考えの方にも最適と言えるでしょう。
日本企業の海外子会社・支店における、拠点管理業務・財務・経理・税務・法務などの業務でUSCPA(米国公認会計士)の知識が存分に活かされます。特に現地での税制や商法に関する理解は非常に重要です。従って海外駐在員の方には最適の資格・知識と言えるでしょう。
USCPAの試験では、会計や法律以外にも、ITやファイナンスといった幅広い分野から出題される。自ずと自己スキル・知識を身につけることができ、出題が英語で行われることから、USCPAの取得を目指していく段階で英語のスキルアップが可能だ。
競争試験ではなく75点というボーダーラインを超えれば合格できる試験なので、難問奇問といった問題はでず、会計士なら知っていて当たり前の知識が問われる。そのため、初心者でも学習範囲を定めることで合格に近づくことが出来る。
科目ごとに受験可能なため学習が終わった科目から受験することも可能で、試験日も自分で決めることが出来るので効率的に合格を目指せる。仕事で忙しい人も無理なく受験することが可能だ。
多くの取得者が、実際に外資系企業や会計事務所、コンサルティングファームへ転職している。ただし、USCPAに対するニーズの高まりに対して、まだまだ資格保有者の人材が不足しているのが現状だ。2016年は人員が足らず、業界大手の監査法人では、USCPA試験に合格していれば36歳で会計未経験でも採用されている。
魅力的な要素が多いUSCPAだが実際には、下記のような人が資格習得に向け動いているようだ。
英語力による年収格差 – 下図は英語を話さない人を100とした場合の年収格差をグラフに表したものである。
アビタスキャリアエージェント調べ
グローバル化の波が来ていると指摘され続けている日本国内だが、企業が求める英語が堪能な人材というのはまだまだ少ない。そのため、英語力が高い人材には会社からのニーズが高く、採用する際の給料も高くなっていると言われている。
特に外資系企業にとっては、英語力の高い日本人社員は不可欠な存在。それゆえ、外資系企業は英語の出来る人材を獲得するために日本企業よりも高い給料で採用している現状がある。
ひと昔は日本国内で英語力が必要とされる企業は、海外駐在員を派遣していた、メーカーや商社といったものだった。
現在はインターネットやモバイル、人材といった業界が積極的に海外進出を図っている。特にインターネットに関連する企業はソーシャルゲームなどが海外に拡大している状況だ。英語力のある人材の価値が上昇傾向を見せているといえる。
日本では英語力をはかる一つの指標として、TOEICがあるがこれは明確な合格ラインがなかったり、そもそも転職において圧倒的に有利になるものかというとそうでもなかったりする。
USCPAでは会計士の資格を取得する過程において英語を学ぶことになるため、英語力をつけながらも転職に有利な資格を取得することになる。USCPAは海外の試験だが、日本国内で受験が可能で受験日も自分で決められるため、忙しいビジネスパーソンも安心だ。
USCPA最大手の国際資格の専門校アビタスであれば、英語が苦手な人、会計初学者の人でも、合格できる教材を開発している。
アビタスは、USCPAコース開講20年間以上常に日本人が効率的に合格できる教材を開発し続けている。
今回は、話題になりつつあるUSCPAについてを取り上げてみたが、いかがだったろうか。将来のキャリアステップを考える人や転職を真剣に考える人達にとってUSCPAが人生を変える資格になるといっても過言ではないだろう。
あなたも理想への一歩を踏み出してはいかがだろうか。