仕事のあらゆることが人工知能やロボット等で代替可能に?

世界中にはさまざまな仕事が存在しますが、将来的にはそのほとんどが消滅するだろうと言われています。

その理由は科学技術の進歩です。

最近でも、さまざまな業務が人工知能やロボットなどに取って代わるようになりました。

知識労働者はこれから数十年せず消えてなくなる

オックスフォード大学の教授が発表した、「主要702の職種の内、47%が10~20年でなくなる」という内容の論文が話題を呼んでいます。以下のように、一見人間にしか行えそうにない職業も、人工知能やロボットで代替できると言われています。

弁護士や医師

IT技術の中でも最近目覚ましい発展を遂げているものがビッグデータ。実は、法律なら大量の裁判の判例や弁論極意書など、医療なら臨床試験の報告書や医学誌などを収集して分析するという方法は、すでに使われています。

さらに発展すれば、人がいなくても最適な治療法や弁論が導き出せるようにもなるでしょう。

警察

センサー技術が発達することで、機械はコンピュータ外の動きも感知できるようになります。それがもっとも要求されるのは警察。街中の音や映像を記録しセンサーが感知することで、足を使ってパトロールする必要性がなくなります。

また、これは監視の質を上げるためにも役立ちます。人の監視は休憩や集中力の低下などでどうしても途切れてしまうためです。

教師

近年話題になっているものが、オンラインで無料に講義を受けられる、通称「MOOCs(Massive Open Online Course)」です。これが発達すれば、学習意欲や試験結果を評価し、生徒1人1人に合わせた講習ができるようになります。

他にも、就職適正を分析するなど現在の教師では難しいことも容易です。

これからのビジネスは芸術と人工知能・ロボット従事者

これから先、数々の知識労働者は失業していくだろうと予想されています。一方で、そのような中でも消えないであろう職業が2つあると言われています。

1つ目は芸術。人の心を揺さぶるような繊細な作業は、人工知能やロボットには不向きです。上述したオックスフォードの教授も、「人々はよりクリエイティブな仕事を行うようになるだろう」と話しています。

そしてもう1つは、肝心の人工知能やロボットと関わるもの。たとえば、デザイナーやエンジニア、修理工など。他にも、これらの重要性が上がればセラピストやファッションデザイナーなども登場するのではないかと言われています。

今の企業体制では数十年先のIT社会に対応できない!

人工知能やロボットの重要性は増すばかり。それにも関わらず、日本はITを使いこなせていません。特に中小企業。年商5億円未満の企業のうち、約90%が「情報システム」担当が0~1人しかいないという調査結果が出ています。

これから来る時代に対応するためには、このような組織体制では圧倒的に不足しています。また、組織単位だけでなく人材1人1人についても、まだITにたいする理解が薄いと言われています。

人工知能やロボットが活躍する未来、今のままではビジネスパーソンとして成功できません。時代に取り残されないよう、ぜひとも今から勉強を始めましょう。

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