多くの方が普段何となく目にしている世界地図。
あまり意識していないかもしれませんが、少しずつではありますが常に変化を続けています。
その変遷を辿ってみると、歴史の奥深さが味わえます。
概要
戦争や内乱、政治など、さまざまなことが原因で世界地図は変わります。以下なその一例。
最近の世界地図にもっとも大きな変化をもたらしたと言っても過言ではありません。かつては巨大な領土を保有していたソ連も、第2次世界大戦や冷戦、ペレストロイカを経て最後は15の国に解体されてしまいました。
1948年に東西に分断されたドイツでしたが、1989年にベルリンの壁が崩壊。そこから1990年に統一と怒涛の時期が続きました。
もともとは1つの国だったチェコとスロバキア。1993年に起きた連邦制解消は、メディアに「ビロード離婚」と名付けられました。
多数の民族と言語、宗教、文字などを抱えていたユーゴスラビア。しかし、経済と民族意識の差によってついに内戦が勃発。大量虐殺やレイプなどが横行する凄惨なものとなりました。現在は合計で7つの国家に分裂しています。
1983年、首都がアビジャンからヤムスクロに移転しました。この理由は明らかになっていませんが、指導者のフェリックス・ウフェ=ボワニ大統領の生まれ故郷だからという説が支持されているようです。
しかし、実際のところは大きな産業がなく行政都市としても機能していないことから、実質的な首都はいまだにアビジャンだとされています。
1991年に、首都がラゴスからアブジャに移転されました。その理由は南北間の対立で、アブジャが選ばれたのは位置的にちょうど中間にあったためと言われています。
1971年にザイール共和国に改称。その後1997年にコンゴ民主共和国に戻りましたが、その後2001年に指導者のローラン・デジレ・カビラ大統領が暗殺されるなど、激動の時代を歩んでいます。
もともとはエチオピアと連邦を築いていましたが、1960年代に独立戦争が起こり、1991年ついに独立することになりました。
新旧の世界地図を見比べてみると、各地の国境や首都などが少しずつ変化していることが分かります。世界中の歴史に興味があるなら、ぜひとも見てみたいところです。しかし、何枚もの地図を集めるのは大変なこと。まして古いものならなおさらでしょう。
そこで、YouTubeを始めとする動画サイトには、世界地図の変遷をアニメーション化したムービーが配信されています。「世界地図 変遷 アニメーション」などで検索してみると見付かります。
過去のことは何かと軽視されがちですが、歴史から教訓を得るということも大切なことです。ビジネスパーソンとしてだけではなく、人として生きる上で大切なことを学べるかもしれません。
特に動画は暇な時にさくっと見られますから、ぜひともこれを機会に少しだけ過去を振り返ってみましょう。