MBAスクールに入学するときは試験として小論文を書くときがあります。
ただ何となく書いただけでは合格できないかもしれません。
何を求められているかを把握して、それに合わせて対策しましょう。
MBAだけでなく転職活動でも書くことがある小論文は、おもに2つの要素を見るために実施されています。
1つは思考力です。幅広い知識や教養を身につけて、それらをもとにロジカルな考えができているかという点が見られるため、それを意識して書く必要があります。
もう1つは人間性です。MBAの試験ではトップに立てる人材であることをアピールするために、けっして主観的にならず、冷静で客観的な論理を展開する必要があります。それと同時に熱意も伝えられればなお良いでしょう。
実は、MBAの試験や転職活動で書かされるものは書き方がある程度決まっています。
それをマスターしておけば、どのような題材で書くことになっても困ることはほとんどなくなるでしょう。
文章には「起承転結」や「序破急」といったさまざまな構造があります。
しかし、小論文において使うものは「序論、本論、結論」になります。これを意識しないものは内容が支離滅裂になって相手に伝わらない恐れがあります。
それぞれ以下のような内容となっています。このテンプレートに当てはめるだけでもかなり書きやすくなるでしょう。
比喩や倒置など、文章にはさまざまな技法が存在します。しかし、これらは小説などで使われるテクニックであり、小論文では不用です。内容が伝わりにくくなるほか、文字数をかさ増ししているようなイメージを与えてしまうためです。
そのため、文章はできるだけシンプルに書きましょう。また、「これ」「それ」といった指示語は何を指しているのか分からなくなって伝わりにくくなることがあるため、できるだけ控えて明示的に書きましょう。
MBA入学のときに書く小論文では思考力と人間性をアピールしましょう。そのためには、いかに説得力がある主張をできるかが鍵となります。上記のようなルールを守って、分かりやすい文章を心がけましょう。