働き続けるためのメンタルヘルス(疲れない心の作り方)

近年、仕事が原因でうつ病になるビジネスパーソンが増えています。世界のなかでもとくに過酷な環境である日本で生涯働き続けるためには、業務だけでなく自分の心を管理するスキルも重要になっていくでしょう。

デキる人ほど手を抜くことを覚える必要がある

デキる人ほど手を抜くことを覚える必要がある向上心が強く、真面目で一生懸命な人ほどストレスを感じやすいと言われています。このような方は周囲からの期待も大きく、それに応えようと無理をしがちです。

しかし、毎日全力疾走していればすぐにバテてしまうものです。病んでしまう前に、早いうちに6割や7割の力で早歩きに近いペース配分を習得したいものです。

思考や気持ちの整理には日記が有効

思考や気持ちの整理には日記が有効「病まないように気をつけよう」と心のなかで思っても、形に残らないものは実際に維持することが難しいものです。

そこで一般的に言われることは「誰かに相談すると良い」ということです。気持ちを吐き出すことでストレスが緩和される効果があると言われるためです。

しかし、病みやすい方ほど気負いがちで、弱音を吐くことに引け目を感じてしまうことが多いようです。いざとなったら誰かに打ち明けられるような人間関係をつくることは大切ですが、別の対策をとる必要もあります。

そこで有効なものが日記です。これは心療内科でも取り入れているところがあるようです。気持ちを文章にして吐き出すということが誰かに打ち明けることと共通しており、同じような効果が得られると言われています。

誰かに打ち明けることが苦手な方は、1日1行からでも日記をはじめてみると良いでしょう。

どうしても辛いときはすぐにカウンセリングを受ける

どうしても精神的にまいってしまって業務に支障をきたしそうなときは、速やかに専門家に相談しましょう。行き先はおもに精神科と心療内科です。

病院に通うことを「情けない」と思うビジネスパーソンが多いようです。しかし、日本では仕事が原因で自殺をはかる方が多いため、放置すべきではありません。また、医療機関を受診数は年々増えており、年間では300万人を突破しているというデータもあります。

取り返しのつかないことを避けるために、そうでなくてもうつ病でダウンして長期間休業とならないためにも、早いうちにカウンセリングを受けるようにしましょう。

ビジネスパーソンとして活躍していくためには自身のメンタルケアが重要です。とくに周りからの期待が寄せられているデキる方ほど、心が疲れていないかを確認してみましょう。

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