MBA費用は、その後のキャリアで回収できる?

多額のコストがかかることで知られるMBA。卒業後の費用回収は十分に可能でしょう。

ただし、それには広い視線で自分のキャリアを見つめなおすことが重要となるでしょう。

MBAへの投資は短期間で取りもどすことは難しい?

日本国内スクールの学費相場はだいたい300万~500万ほどと言われています。これを取り戻すことはキャリア次第では5年以内でも十分に可能ではあります。

しかし、大切なことは環境に大きく依存することと、取得後は自分次第だということです。たとえば、どれだけ会社に貢献しても仕事や給与が変わらないところなら取りもどすことは難しいでしょう。キャリアステップのスピードがゆっくりなところでも厳しいはずです。

また、MBAは取得したことに意義があるのではなく、あくまで学んだ内容を活かしてこそ意味があるものです。その後の学習や業務を怠るようなことがあれば、収入を上げることはできません。

留学の場合はさらに回収が困難です。授業料だけでなく海外での生活費なども必要となり、さらにはその期間の勤務機会を失ってしまうためです。

このように、短期間で費用を回収できるかどうかはまちまちで、一般には難しいとされています。しかし、以下のような形に残らない成果を活用することで、収入をアップさせる可能性が高まります。

知識や人脈など無形価値を活かしてこそのMBA

知識や人脈など無形価値を活かしてこそのMBAMBAを取得しているという事実が異動リスクを低減させる可能性があります。また、キャリアチェンジの際に有利にはたらくことも。これらは安定した職に就くことが難しい今の世の中ではかなり大きな価値だと言えるでしょう。

また、体系的な経営管理の知識や新たな人間関係、多彩なキャリアの選択肢、未知のフィールドで学んだ経験など、スクールでは形に残らないさまざまな収穫が得られます。

「費用分を稼がなければ」と目の前の業務に盲目的になるよりも、これらの価値をフル活用するために転職や独立も考慮に入れたほうが結果としてコスト回収につながるかもしれません。

MBAは多額の学費がかかりますが、それを回収することは十分にできます。そのためにも、スクールで獲得したありとあらゆる成果物を活用する広い視点をもってキャリアを見つめなおすいくことが重要となるでしょう。

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