日商簿記に合格。履歴書に書く際の正式名称は?

履歴書の資格欄は文章を考える必要がないため適当に書きがちです。

しかし、書き方が雑だと思わぬマイナスポイントになってしまうことも。

特に資格の名称は間違えやすいため、しっかり確認しておくと良いでしょう。

正式名称を間違えやすい資格一覧

以下は多くの方が取得しており、同時に間違えやすい資格です。履歴書には正式名称を書きましょう。

・運転免許:第一種普通自動車免許取得
・大型免許:第一種大型自動車免許
・英検:実用英語技能検定
・漢検:日本漢字能力検定
・教員免許:高等学校教諭一種免許状、もしくは中学校教諭一種免許状
・簿記:日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験

正式名称は長すぎる簿記は省略が普通

上記の中で、簿記の正式名称がかなり長いことが分かります。書くだけで一苦労ですし、このような名称で認識している方はほとんどいません。そのため、以下のような略称で書くことが普通になっています。ただし、「簿記」は短過ぎのためNGです。

・日商簿記検定試験
・日本商工会議所主催 簿記検定試験

合格と取得は厳密には違う

shutterstock_410161630これら2つは何となくで書いてしまいがちですが、実は明確な違いがあります。試験をパスしただけの場合は合格となり、その後免許や免状などが発行されたら取得となります。

合格証書や認定証などは試験クリアを証明しているだけですから「合格」止まりです。

たとえば運転免許の場合、実技と筆記の試験をパスした時点で合格となります。その後、免許の発行申請をして手元に届いて初めて取得となります。

取得予定は説得力があるものだけを書く

実は、資格欄には取得予定のものを書いても構いません。その時は、「○○資格の取得に向けて勉強中」「○○資格を×月に取得の予定」などのように書きます。明確に試験の日程が決まっており、パスする自信があるなら後者でしょう。

ただし、これを書く場合は「本当に勉強してるのか?」と思われないよう、説得力を持たせる必要があります。面接でスクールに通っていることを告げる、相応の知識を身に付けておくなどすると良いでしょう。

書くものは企業とのマッチングを考える

資格欄は自分が持っているもの、もしくは上記のように取る予定があるものなら自由に書けます。しかし、無闇やたらに書いてしまうとかえって自分の首を締めてしまうかもしれません。

たとえば、IT系の企業に出す履歴書に看護系の資格を書くなどです。これでは「どうして取得したのか?」「そっちで働けば?」と思われてしまうかもしれません。明確にアピールできるものでなければ、履歴書に書くものは厳選したほうがベターです。

履歴書の資格欄は何となくで書いてしまいがちです。確かに、志望動機や自己PRなどとくらべると文章を考える手間がないため簡単ではあります。

しかし、正式名称や言葉の使い方、実際に書くものの選定など意外と気を付けるべきことはたくさんあります。ちょっとした書き方で評価を落としてしまわないよう、慎重に書くことを心掛けましょう。

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