いつから留学して取得するMBAは主流ではなくなったのか。

今や海外に行ってMBAを取る方は少なくなっています。

国内スクールや通信制が流行り、そちらにビジネスマンが流入しているためです。

海外留学はハードルが高すぎる

働く人にとって長期間外国で勉強するということはかなり難しいことです。MBAにおいては1~2年かかり、ほとんどの場合は会社を辞めなければならないはずです。学費のほかその期間の生活費もかかり、私費で行くなら費用はとんでもなく高くなります。

社費で行くとしても、それらのデメリットが完全に消えたわけではありません。取得後はかかったコストのリターンが来るまで転職できないところもあり、独立を目的としている方にとっては本末転倒です。

そもそも会社が許可を出してくれるとも限りません。かなりのコストがかかるものですから、企業側もこの点はかなり慎重です。大きな費用をかけてでも取得する必要性やリスク・リターンを踏まえて、各関係者に説得しなければならないでしょう。

より手軽な国内MBAができてから留学が少なくなった

国内MBAは海外に行く時間や予算がないという方にとっては願ってもないスクールです。会社を辞めずに平日の夕方や土日などの空いた時間を使ってコツコツと勉強できますし、何より費用が圧倒的に安くなります。

また、スクールのメンバーがほとんど日本人になるため、英語を使わなくて良いケースが多いという点も人を集める要因になっています。この点は「効果が落ちる」と指摘されることがありますが、それでも気軽だからといって喜ぶ方は多いでしょう。

通信制ができたことでますます拍車がかかる

通信制ができたことでますます拍車がかかるインターネットを用いたサービスが広まったことで留学はますます少なくなりました。通信制は国内のスクールに通うよりも気軽です。時間や場所にとらわれず好きなスケジュールで勉強できますし、学費はさらに格安です。

それでいながら、教育のレベルは一定以上の水準をキープしています。デジタル化された教材は印刷物にくらべてバージョンアップが容易ですし、インターネットを使えば海外の多彩な講師とも連絡が取れます。

MBA留学はもはや主流ではなくなりました。それは国内のスクールや通信制が広まったことが理由となるでしょう。

今でもネイティブと生の英語を使ってコミュニケーションが取れる海外留学のほうが良いと言う方はたくさんいます。しかし、現実には費用や時間といったさまざまな問題があります。今後はより安く気軽に受講できる講座がますます盛り上がりを見せるでしょう。

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