この資格が良い! オススメ資格紹介⑤ ~外務員資格試験~

「外務員資格試験」は証券業界で働く上で必須となる資格です。銀行や保険会社でのニーズも高まっています。もともとは証券会社や銀行の役職員を対象にした試験で、それが一般に開放されたのです。

外務員資格試験について試験概要や勉強方法・注意点を中心にまとめましたので参考になさってください。

外務員資格試験とは

shutterstock_308899808外務員資格試験」とは、日本証券業協会が主催しているビジネス、金融系の公的資格です。この資格を取得する上で、証券取引や金融取引における法律や業務知識、また経済や会計に関する基礎的な知識が学べます

またこの資格を取得することで、初めて証券関連の商品を取扱う業務に携わることが可能です。2種と1種で区分けされており、難易度の高い1種を取得すると金融業界に入った後に「デリバティブ取引」や「信用取引」などの業務にも携わることができます。

証券会社や銀行・保険会社などで、証券関連の商品を扱う上では2種の資格取得は必須となっています。このためこれらの業界に就職、転職する上では取得しておくと好印象に繋がりやすいです。未取得で証券会社への就職が決まった場合、入社後に必ず取得する必要があります。

また業界を問わず自社の証券関連の業務を担当する方、個人で証券取引を行う方などにも、外務員資格試験で得た知識は役立つでしょう。

試験概要

外務員資格試験の試験概要は以下の通り。

試験の受験資格

特にありません、誰でも受験可能です。初めから1種を受験することも可能です。

試験の特徴

2種と1種のいずれもマークシート形式の筆記試験となります。70%以上の正答率で合格です。加えて試験はパソコンを使用して実施されますので、パソコンの基礎的な操作スキルが求められます。

難易度

難易度に関しては、2種がふつうレベルです。1種はやや難しくなり、日商簿記2級や販売士1級程度の難易度になっています。

2種の合格率は5割前後です。ただ証券業界出身もしくは在職中の方の合格率は、ほぼ100%に近いです。

勉強方法

外務員資格試験は2種・1種ともに独学で勉強する方が多いです。大半は暗記法で突破できる内容ですので、要点を掴んで地道に繰り返し暗記していけば合格できることでしょう。

証券や金融に関する知識が全く無い状態でかつ短期間で合格したいという場合は、資格対策の学校を利用してみるのも手かもしれません。

注意点

厳密に言いますと外務員資格試験に合格し、かつ国から「証券外務員登録」を受けた方が証券関連の商品を取扱う業務に携われます。外務員登録ができるのは、基本的には証券会社や銀行に所属している人間です。

このため、外務員資格試験に合格しただけでは、証券関連の商品を販売したりはできません。

これから証券会社や銀行への就職・転職を目指す方にとって、外務員資格試験は取得しておきたい資格です。入社後すぐに即戦力と活躍するためにも、外務員資格試験の取得を目指してみてはいかがでしょうか。入社後のライバルに差をつけることに繋がるかもしれませんよ

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