USCPA合格に必要な勉強時間の目安はどれくらいか?

USCPAを受験しようか迷っている人の中には、普段仕事で忙しくて中々時間が取れないというビジネスマンもたくさんいることでしょう。

資格取得のための時間が多く取れないという人にとって、USCPA合格に必要な勉強時間の目安は気になるところです。

この記事では合格までの目安となる英語力や会計の知識はどれくらい必要なのかをお伝えし、その前提条件の下で各科目別の勉強時間の目安について解説していきます。

勉強時間算出の前提となる条件とは?

勉強時間の目安は、勉強をスタートさせる時点における学習者の英語力や持っている会計に関する知識、さらに実務を含めたバックグラウンドの違いによって異なってきます。

合格に必要な前提条件としては以下のようなものがありますので、まずは確認してみてください。

英語力

USCPAの試験は、MC問題(Multiple Choice)とよばれる択一式の問題が試験全体の約80%を占めています。一文の文章量は多くなく、難しい文章もあまりないので、大学受験レベルの英語力があれば問題ありません。

ただしTOEICスコアでいうと700程度ある場合は少し有利になるといえます。MC問題が多いUSCPA試験には、客観式総合問題(TBS問題)という英文の多読を要する問題も出題されます。TBS問題では、表を埋めたりクライアントからの文章に回答したりなど、限られた試験時間の中で問われていることを適確につかんでいかなければならないためです。

会計の知識

簿記試験に合格している必要はありませんが、できれば簿記2級レベル程度の知識があると学習を進める上でスムーズとなります。

ただし、USCPA受験予備校で英文会計入門講座などを受講する場合は会計知識ゼロでも今回ご紹介する学習時間の目安で問題なくスタートできます。

監査や経理の実務経験

ほとんどの受験者・合格者が監査や経理の実務経験がない方ばかりです。実務経験については特になくても十分に合格可能です。

USCPA科目別の勉強時間の目安

USCPA受験予備校から公表されている学習時間の目安はおよそ1,000時間ぐらいです。これは週末の学習時間も含めた1日あたり平均3時間で学習すると1年ほどかかる計算になります。
トータルの学習時間は学習者の理解度や前提となる会計知識・実務経験の有無によっても異なります。

しかし、昨今の試験傾向を考慮した場合、トータルで合格に必要な学習時間の目安は、もう少し保守的に考えると「1,200時間」ほど確保できれば安心ではないでしょうか。1,200時間を目安とし、先ほどの前提条件に従って予備校に通学した場合で算定した科目ごとの勉強時間の目安は以下の通りです。

FAR学習時間:370時間前後

FARは学習ボリュームが最も多いために各予備校の講義時間も長くなります。また、それに合わせてテキストやMCの問題数も多く、最も時間のかかる科目と言えるでしょう。370時間の内訳は以下の通りです。

・講義とテキストの復習時間:約80時間
・MC演習:約190時間
・TBS対策:約80時間
・その他(模試等):20時間

尚、MCの演習時間が最も長いですが、講義とテキストで学習した内容をMC問題演習でアウトプットすることで知識の定着化を狙っています。会計の知識がある場合や経理などの実務経験者の場合はFARにかける時間を他の科目に振り分けてもいいでしょう。

AUD学習時間:270時間前後

AUDは会計監査を中心とした出題ですが、日本の受験生はアメリカ本国と違って監査の実務経験がない方が大半です。AUDで問われる内容は実務経験がないとイメージしづらく、人によっては難しいと感じる科目かもしれません。講義の時間数やテキストのボリュームはFARやREGよりも少ないものの、何度も復習できるように少し多めに時間を割いています。

・講義とテキストの復習時間:約95時間
・MC演習:約100時間
・TBS対策:約60時間
・その他(模試等):15時間

BEC学習時間:240時間前後

BECは経済学やファイナンス、IT、内部統制について問われるため、大学で経済学やファイナンスを履修していない人には多少理解に時間がかかるかもしれません。

それでも他の科目よりも学習ボリュームは少ないものの、WC問題(Written Communication)という論述問題が出題されます。英作文が苦手な方は特にMCやTBSでしっかりと学習し、WC問題の分をカバーするような学習時間配分が重要です。

・講義とテキストの復習時間:約55時間
・MC演習:約110時間
・TBS対策:約30時間
・WC対策:約30時間
・その他(模試等):15時間

REG学習時間:320時間前後

REGは税法とビジネス法なので、基本的に暗記科目となります。日本の税理士試験ほどのややこしくて複雑な税額算出の出題はありません。時間をかけて講義とテキストの内容をMC対策やTBS対策で定着していけば確実に得点につながります。

・講義とテキストの復習時間:約80時間
・MC演習:約170時間
・TBS対策:約60時間
・その他(模試等):15時間

まとめ

USCPA試験に合格するために必要な学習時間の目安についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。1日平均3時間というと1週間あたりの勉強時間は合計で21時間です。平日が2時間で週末は5~6時間でおよそそれくらいの時間になります。

ただし、体調不良や仕事が忙しくてそれほどの時間が確保できない日もあるでしょうから、あまり無理のない計画を立てましょう。また、時間は限られているのであまり特定の科目に集中することのないように上手く科目間で時間配分を考えて学習を進める必要があります。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう