行動力は、あらゆるビジネスパーソンにおいてもっとも大切な能力かもしれません。
仕事において、「考えるだけ」ということにはまったく意味がないからです。
どのような状況においても、成長もしくは成功するためには行動がなければなりません。
概要
小学校や中学校の頃、夏休みの宿題を後回しにして最終日近くに泣きを見たという方は多いはず。このような先延ばし癖が赦されるのは学生まで。社会人になったらかならず改善しましょう。
このような人ほど、資格取得などの自己研鑽、つまりは「かならずしもやらなくて良い大切なこと」を先延ばしにして、結局やらず終いにしてしまいがちだからです。
できる人ほど余裕をもって物事を済ませ、できない人ほど締め切りギリギリまで働いているはずです。行動力があるということは、何事においてもとにかく先手を取って動けることを指します。
行動できないビジネスパーソンには、ある特長が見られます。それが次の2つ。どちらも、ビジネスにおいては足かせとなる場面が多いでしょう。性格はすぐに直せるものではありませんが、自分自身と向き合って少しずつでも矯正していきたいものです。
行動するということはそれだけで失敗のリスクがあります。しかし、それを恐れて何もしなければ、結局成長も成功もできません。動かないことがどれだけ自分を追い詰めるか考えてみると良いでしょう。
物事を慎重に取り組むこと自体はけっして悪いことではありません。しかし、「これでは準備不足だ」と準備だけで終わってしまったら意味がありません。
完璧主義ほど行動できずに終わってしまいがち。無得点よりも、60点をいくつも量産したほうがずっとマシです。動かないことこそ1番の失敗であることを知りましょう。
行動力を身に付けるには、何も上に挙げた性格を直すまでする必要はありません。ある1つの考え方を持つことで、どのような人でも行動力が身につきます。
それが、「思いついたことはすべてやる」ということ。これは心理学の分野で「ショットガン・アクション」と呼ばれています。
まずは、「やらなきゃ」と思ったことをすべて、すぐに始めてみましょう。最初は「失敗したらどうしよう」という恐怖を覚えるかもしれませんが、「やってみなければ分からないこと」をたくさん知ることができるはずです。
その中で成長と成功を重なれば自信になり、自信が付けばさらなる行動に結びつきます。このように正のスパイラルを生み出すためにも、最初の一歩がとても重要です。
失敗をすることは誰しも嫌なことです。しかし、それを恐れて何もしなければ、結局はそれ自体が大きな失敗になってしまいます。
それを脱却するためにも、まずは思いつくことを手当たり次第にやってみましょう。成長と成功はその先にあるはずです。