資格を取るときはそのチョイスが重要です。
取得までにはかなりの時間がかかるものですから、それが無駄にならないよう有効に活かせるものを選びたいところです。
まず考えるべきことは「どのように活かすか」ということです。これはたとえば、「起業したい」「会社にアピールしたい」「副業を始めたい」といったものです。この目的によって実際に取るべきターゲットが大きく変わるでしょう。
一般的に、国家・公的など公に認められているもののほうが信頼できると言われています。しかし、この目的によっては民間系にチャレンジしたほうが良いケースもあるでしょう。
まずチャレンジしたいものが今の業務に関係しているものです。公のものは広く浅くといったものが多いため、場合によっては民間のより特化したものをチョイスした方が活かしやすいケースもあるでしょう。
長期的に見るならビジネス全般にまつわるものも視野に入れましょう。外資系なら英語関連も役立ちます。
会社にアピールする必要がありますから、国家・公的資格などに見られるネームバリューを重視した方が良いでしょう。取るときのコツは会社を辞める前に取得することです。これは場所によってはその分の費用を補助してくれることがあるためです。
現在のキャリアを活かすならビジネス全般、もしくは経営に関するものをチャレンジしたいところです。キャリアアップや転職と違ってアピールよりも実力が重視されるため、合格だけして満足しないように注意しましょう。
なかには取得しただけで十分独立できるようなものもあります。司法書士や税理士、公認会計士などが一例です。
サイドビジネスとして考えるなら、本職とまったく関係がないものでも問題ありません。取るだけですぐに商売を始められる不動産系がとくに人気のようです。
なかには明確な目標を持たずに取得を目指す方がいます。たとえば、「自分の力を試したい」「怪我による入院で時間ができてしまった」などが挙げられます。
そのような方の場合、自分の業務に関係するほかはできるだけ汎用性が高いものを選んだほうが良いでしょう。英語やビジネス全般などは取っておくと後々役に立つことがあります。
資格にはそれぞれネームバリューが高いもの、比較的簡単に取れるもの、汎用的な知識を問うもの、ある分野に特化したものなどさまざまなタイプがあります。役立てるためには、目的にマッチしたものを取ることが重要でしょう。