出来るビジネスパーソンほど、メール返信や報告書の作成など事務作業のスピード感を大切にしています。
これは、ルーチンワークにかかる時間を減らすことで、ほかのより価値がある業務に力を入れられるためです。
「業務のやり方を改善する」「新しいプロジェクトを提案する」といったクリエイティブな仕事はもっとも自分の能力を向上させられるタイミングの1つです。
けっして事務作業をおろそかにして良いわけではありませんが、創造的な仕事のほうが価値があると考えても良いでしょう。ただ漫然と仕事を進めるのではなく「どの業務がより意味があるか」を考えることが生産性を上げるために重要となります。
心理学に「ザイアンス効果」というものがあります。これはある対象とくりかえし接することで、だんだんと好意や印象が高まるというものです。これはとくに営業にとって重要で、定期的な訪問やダイレクトメールの送付によって売上アップにつなげるという戦略が存在します。
しかし、ルーチンワークに時間をかけてしまっている人はこのような業務をおこなえません。その結果、売上が伸びず成功しないことになります。
また、顧客と多く接するほど、ユーザーの要望や意見を取り入れて改善をおこなっていくチャンスが増えます。これは売上を伸ばすだけでなく、大きなスキルアップにもつながる仕事です。
事務作業をしていて大幅なスキルアップできるチャンスはあまりありません。上記2つのような時間をたくさんとるほうが自己研鑚するためにも効果的です。また、ルーチンワークを早く終わらせたために残業がなくなればさらにたくさんのチャンスが得られるでしょう。
仕事ができる人ほど事務作業を手早く終わらせています。それは上記のようなほかの時間のほうが会社に貢献でき、自分のスキルアップにもつながるためです。
もしメール返信や報告書作成に時間がかかっていると感じたら、このような日々のルーチンワークを高速化させる努力を始めることが、出来るビジネスパーソンになる足がかりになるでしょう。
事務作業の第一歩はエクセルから