MBAではさまざまな知識や考え方を学べますが、それ以外に大切なものが学生間のネットワークです。
ビジネスの成長を加速させるには、このつながりは欠かせないものになるでしょう。
「有益なつながり」というと多くの方は密な関係を想像しがちです。しかし、実際にできるつながりはそれほど強いものではありません。さまざまな業界の人が集まっているため、場合によっては仕事上まったく接点がないということも十分に考えられます。
MBAで知り合った友人が新たなビジネスの誘いを持ちかけてくるということはあまりないでしょう。
これはそれぞれ属する業界が違うためです。
このようなものは密な関係を築いている相手に期待すべきことです。
それ以外に、以下のように結びつきが強くないからこその魅力があります。
同業者とコミュニケーションを取るときは何かと意識してしまいがちです。とくにキャリアに関することは答えにくいもので、アドバイスを願っても素直に答えてくれるとはかぎりません。ビジネス上ライバルになり得ない間柄だからこそ、このような話題にたいしても素直な意見が出るようになります。
新人のころに事業に関して質問しても、「仕事を理解しろ」という言葉で片付けられてしまうことが多かったでしょう。しかし、同じ業界にずっといるとどうしてもその色に染まって、疑問も抱かなくなりがちです。
幅広い人脈を築くことで、会社や事業にたいして新鮮で本質的な質問が飛んでくるようになります。これは同業者からはなかなか出ないものです。もしかしたら新たなビジネスのきっかけになるかもしれません。
スクールに通っている間にも幅広い人脈を築けるでしょう。しかし、それ以外にも受験生や在校生、卒業生をつなげるコミュニティが発足されています。
これはインターネットで検索するほか、FacebookなどのSNSでも見つけられるでしょう。より幅広いネットワークを築くためにも、加入を検討してみると良いでしょう。
在籍中にできる学生間のネットワークもMBAの醍醐味です。このつながりはそこまで強くはありませんが、だからこそ率直なフィードバックが得られるという魅力があります。