ビジネスパーソンにとって第一印象というのはある意味最も重要なものです。
初対面の第一印象が悪いと、その後どんなに頑張っても商談などが失敗になってしまうこともあります。
さて、このビジネスパーソンの第一印象は一体どこで決まるのでしょう。
第一印象は何で判断するのか、また第一印象を良くするためのポイントを以降でご紹介していきます。
大手ビジネス系ファッションブランド「THE SUIT COMPANY」が実施した30代以上のビジネスパーソンを対象にしたアンケートにおいて、「初対面の相手の第一印象を何で判断しているか」という質問をした結果、以下のような回答がでています。
礼儀……約75%以上が回答
清潔感……約70%以上が回答
常識の有無……約65%以上が回答
人柄……約60%以上が回答
礼儀を重視される日本。ビジネスの場においても礼儀を重視する方がもっとも多いようで、優に7割の方が礼儀で第一印象を決めているようです。
礼儀においては、挨拶や名刺交換のやり方、座り方など基本的な部分は確実に見られます。
加えて注意したいのが「話し方」です。話し方はビジネスの場で特にチェックされやすい部分であり「言葉遣い」「口調」「声のトーン」「声の大きさ」などが間違っていたり状況に合っていなかったりすると、礼儀知らず人だと嫌な方だと思われることもあります。
このため話し方は特に気を配りたいポイントです。
清潔感においては「髪が整髪されているか」「髭は剃ってあるか」「爪は伸びていないか」など基本的な部分は確実に見られます。
加えて注意したいのが「スーツ」です。スーツは意外と細かく見ている方が多く、特に「スーツにシワや汚れが無いか」「スーツやネクタイのサイズがフィットしており不自然でないか」をチェックされる場合が多いです。
また、色や模様などのデザイン部分も気にする方もいますので、初対面の方と合う場合は、清潔感があり無難なデザインのスーツとするのが懸命です。加えて、靴もスーツ同様にチェックされますので、汚れやヨレのない靴を履くようにしましょう。
常識の有無においては、一部礼儀と重複する部分もありますが、「姿勢」「目線」「言葉遣い」「資料の渡し方」などですね。
最近ではスマートフォンの扱い方なども注意したい点となってきます。
加えて注意したいのが「話す内容」です。
ビジネスとあまりに関係の無い内容の話をしていたり、余りに支離滅裂な内容の話をしていたりすると、常識の無い人と思われてしまうことがあります。
意外と自分では大丈夫だと思っていても常識外れな内容の話をしてしまっている方も多いので、注意したい点だと言えるでしょう。
ビジネスの場では、以上のような部分が初対面で見られており、第一印象を左右します。どれも自分の努力次第で改善出来るものですので、その分出来ていないと悪印象を与えます。
一方で、顔や声質など自分の努力ではどうにもなり難い部分は、ビジネスの場ではそれほど厳しくは見られません。